ANA巨大機「A380」テーマパークに!? 2機フル活用 「旅客機レストラン」のもうひとつの目玉

新型コロナの影響で定期便運用から外れ、成田空港で羽を休めているANAの総2階建て超巨大機「エアバスA380」。この機が不定期で「レストラン」として開放されています。ただ、このイベントのポイントは、これだけではありませんでした。

担当者「テーマパークのようにしたかった」

 2019年に成田~ホノルル線専用機として華々しくデビューを飾ったものの、新型コロナウイルス感染拡大による航空需要の大きな落ち込みをうけ、2020年3月から1年以上も定期便運用から遠ざかっている、ANA(全日空)の総2階建て超大型旅客機「エアバスA380」。この超大型機を使った新たな取り組みが展開されています。

 ANAのエアバスA380は現在2機体制。ハワイで神聖な生き物として知られている「ウミガメ」の特別デザインを施し、「フライング ホヌ(FLYING HONU。空飛ぶウミガメという意味)」の愛称が与えられています。コロナ禍においては、成田空港で翼を休めつつも、不定期で同一空港発着の遊覧チャーターなどを担当しています。

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ANA「レストランFLYING HONU」のレストラン機として使用された「JA382A」(2021年6月26日、乗りものニュース編集部撮影)。

 これらANAの「フライングホヌ」を、機内食を提供するレストランとして開放したのが、「レストランFLYING HONU」です。このイベントでは、実機のなかで、平時国際線で提供している食事や飲み物を楽しめます。

 とはいえ、その内容はレストランだけではありません。「フライングホヌ」のファンを楽しませるべくアレンジされているのです。ANAの企画担当者によると、「このイベントをテーマパークのようにしたかった」とのこと。レストランとして使用しないもう1機も含め、駐機中の2機両方をフル活用しています。

 報道陣に一部が公開された6月26日(土)実施分の「レストランFLYING HONU」では、参加者への食事提供を2号機(機番:JA382A)の1機のみで実施。残る1号機(機番:JA381A)については、2号機のとなりに駐機させ、見学ツアー用として客室を開放します。

【写真レポ】テーマパークと化したANA超巨大機の様子など(22枚)

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