『紅の豚』キャラが実在? 100年前の日本を沸かせたイタリア複葉機の縁 なぜか空自浜松に保存

第1次大戦後半にイタリアが開発した国産飛行機S.V.A.シリーズ。高速性に優れていたため、偵察機や爆撃機、練習機など幅広く使われ、1920年には日本にも来ています。そしていま、自衛隊の浜松基地にも同型機が。その理由をひも解きます。

操縦士フェラーリンの極東飛行への挑戦

 しかし極東飛行は、当初から順調ではありませんでした。マシェロ機は国内でエンジン不調となり緊急着陸、アルバニア経由で2月16日にギリシャに到着します。次に向かったトルコで、先んじて航路調査用に出発していたカプロニCa.3型機と再会しますが、19日にマシェロ機は再び冷却器の不調にあいトルコ領内に緊急着陸しました。

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極東飛行を行ったフェラーリン中尉のS.V.A.9型機。極東飛行型は上翼上面の増設タンク等により燃料330リットルを搭載、通常型の倍にあたる8時間あるいは1000km弱の飛行が可能であった(吉川和篤作画)。

 一方、フェラーリン機は、イラクのバグダッドでは飛行中に反英アラブ人から銃撃を受けるといったこともあったものの、23日にはバスラへ向かいます。その頃には先発調査のカプロニ機を追い抜いて一番乗りになりました。

 とはいえ、フェラーリン機も決して順調な飛行ではありませんでした。たとえば現パキスタンのカラチへの飛行中、砂嵐に遭遇したため緊急着陸をすると、そこで反英現地人に取り囲まれる、なんてことがありました。ところが、尾翼のイタリア三色旗を見た現地人は、第1次世界大戦でドイツと同盟を結んでいたブルガリア国旗と勘違いして2人を釈放、あまつさえ機体の修理まで手伝ってくれたといいます。

 こうした数々のトラブルを経ながらもフェラーリン機はカラチでマシェロ機と再会し、インドのデリー経由後に到着したカルカッタでは本隊を待つ間に機体を整備し、搭乗員達も休養を得て、いよいよ冒険飛行も後半戦というところまで至りました。

 ところがこの頃、本隊の5機は故障や事故で相次いで脱落しており、先回りしていた予備飛行隊2機4名がそのまま本隊の使命も引き受けることになります。3月31日、アキャブに向けて再出発した2機は、現ミャンマーのラングーン(現ヤンゴン)と現ベトナムのハノイを経由し、4月21日に中国の広東まで来ました。

【アニメよりもイケメン?】実在のフェラーリン操縦士

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コメント

1件のコメント

  1. アンサルドグループのアンサルドトランスポルティが機関車などを造っていたが、同業のブレダと合併しさらに日立の英国法人の傘下となり現在は日立レール(伊)を名乗っているのですね。

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