世界最大モンスター機「An-225」 実はコクピットも規格外だった! 特殊すぎる操縦の様子 2021.07.03 乗りものニュース編集部 1 ツイート お気に入り tags: 航空, 貨物機, 輸送機, アントノフ, An-225 【規格外の極み!】6人で運航! 怪鳥An-225のコクピットを45秒動画で見る #Antonov Airline’s #AN-225 Mriya returned to the commercial market by safely transporting equipment from the Middle-East to the United Kingdom, supporting a withdrawal in #NATO presence from the region.The AN-225 Mriya – the only one in the world – has cargo capacity up to 250 t pic.twitter.com/IREkYptxxT— ANTONOV Airlines (@AirlinesAntonov) July 2, 2021 アントノフAn-225「ムリヤ」の操縦室の様子(動画:ANTONOV Airlines)。 1 2
フライトエンジニアが4人もいて、何をしていたのでしょうね。第一次大戦から1930年代ごろの多発機は、エンジンを安定して同調させて回すだけでも大変で、機関士を何人も乗せるケースが幾つかありましたが、1980年代末の飛行機では、他に例が無いのでは。
航空機関士の仕事は、エンジンの監視と調整と燃料の管理です。つまり、今では主にコンピューターがやっている作業です。ソ連は巨大な飛行機を作る技術はありましたが、コンピューターが絡む制御技術の面では、西側に大幅に遅れていたということですね。
1980~90年代はいわゆるハイテクの時代で、交通システムから兵器、家電製品から巨大工場まで、あらゆるものがどんどんコンピューター制御になっていきました。こうした分野で西側との競争に負けたことがソ連邦崩壊の背景の一つと言えそうです。