日独戦艦「大和」&「ビスマルク」どっちが高コスパだった? 建造前から対照な2艦

第2次世界大戦の開戦前後、各国で新型戦艦が就役しました。日本では「大和」が、ドイツでは「ビスマルク」が新型戦艦のネームシップとして誕生しています。この2隻を軍艦としてのコスパで比較してみます。

日本は徹底的に秘匿 ドイツは大々的にPR

 一方、第1次世界大戦で敗戦国となったドイツは、戦勝国による敗戦国管理条約ともいえるヴェルサイユ条約により、軍備に著しい制限をかけられており、戦艦の新造は困難でした。

 しかし世界的には海軍軍縮条約が失効し、ドイツにおいてはヒトラーがヴェルサイユ条約の軍事条項を破棄して再軍備を宣言した結果、日本は1937(昭和12)年に「大和」を、ドイツは1936年に「ビスマルク」を、それぞれ新時代の戦艦として起工します。

 日本の「大和」とドイツの「ビスマルク」、どちらの新戦艦も、第2次世界大戦が勃発してから就役しました。ところが、両艦の国際的な「立ち位置」は、まさに「陰と陽」「光と影」ともいうべきものだったといえるでしょう。

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1941年12月16日に就役した旧日本海軍の戦艦「大和」(画像:アメリカ海軍)。

「大和」は、寸法面でも世界最大で、かつ世界最強の46cm砲を搭載した、額面上は「世界最大最強の戦艦」として誕生したにもかかわらず、日本の秘密主義によって自国民すらも戦中は噂でそのような戦艦の存在を認知しているだけで、日本人が「大和」の正確な情報を得られるようになったのは敗戦後のことです。一方、「ビスマルク」は就役前から「ドイツが誇る最新鋭の戦艦」として国内外に広く宣伝されていました。

 そして就役後の運用も、日本とドイツでは大違いでした。

【見比べ】「大和」の46cm砲と「ビスマルク」の38cm砲

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コメント

6件のコメント

  1. 単純にコスパだけで見るのは、どうかなぁ。何より、ドイツと日本では海軍戦力に大きな差があったし。ドイツ海軍は、戦力に全く余裕が無かったから最初から戦艦を投入せざるを得なかった。まぁ、日本は日本で投入どころを間違えたけどね。

  2. 抑止力という概念理解出来ない子供の軍隊だったのでしょうね

  3. >「ビスマルク」はイギリス海軍の軍艦や艦隊を張り付け、同海軍の戦力運用に不便を生じさせていました。

    「ティルピッツ」もイギリス海軍の軍艦や艦隊を張り付け、同海軍の戦力運用に不便を生じさせていました?

  4. こういう言い方はしたくないけれど、あまりにも低レベルの分析だよ。そもそも、第一次世界大戦時とくらべても海軍力であまりにも劣っていたドイツには、ビスマルクを隠匿したり、後ろに下げて決戦用に温存するなんて選択肢がそもそも存在しないからね。

    ワシントン会議についても、アメリカの焦点は日英同盟の解消だし、日英の焦点はアメリカを多国間安全保障体制にちゃんと引き止めておくことだからね。まあ、当時のマスコミはじめ日本人にもちゃんと世界地図を俯瞰して判断出来なかった人間は多かったから、こういう近眼視的分析はこの著者だけではないけれど

  5. 逆にもっとも高コストパフォーマンスなのは金剛型。もっとも還暦が古いにも関わらず、対艦(ソロモン沖海戦)・対地(ヘンダーソン基地砲撃)・対空(機動部隊護衛)で獅子奮迅の活躍。

    さらに“高速戦艦”という性質を厄介に感じたアメリカ海軍に対抗策としてアイオワ級を建造させたり、イギリス海軍も太平洋戦争前に戦艦二隻をアジアに派遣させる。

    練習戦艦から御召艦、大和のテスト艦にもなって、一番日本海軍に貢献した戦艦といえる。

  6. 結局のところは貧乏のせいでしょう…

    アメリカはソロモン海戦にワシントンやサウスダコタを普通に投入してきたのに、日本はもったいなくて古くて沈んでもまぁいい金剛型しか導入できなかった。結果的に念願の戦艦同士の戦闘で新鋭艦対旧式艦になってしまった。

    いくらでも新しいものを作れるぞという思いがあれば大和型を秘匿もしなかっただろうしもっと戦艦を積極的に投入できていた。

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