日本唯一のレアパトカーから謎のバスまで 全国からご当地警察車 新国立競技場で警備に

マツダの激レアパトカー&スバルのベテランパトカー

 最初に目にしたのは、広島県警のCX-5パトカーです。同車は2014(平成26)年にマツダが2台寄贈した車両で、うち1台はルーフ上に誘導標識を備えていました。今回、東京に派遣されたのは、この誘導標識付きの方で、東京メトロ外苑前駅直上の青山通り(国道246号線)外苑前交差点入口で警戒にあたっていました。

 CX-5パトカーは、数が極めて少なく、広島県警のマツダ寄贈車以外では、埼玉県警が県費で少数を導入した程度です。なおCX-5は2016(平成28)年12月にフルモデルチェンジしており、埼玉県警の車両はフルモデルチェンジ後の2代目、いわゆるKF型と呼ばれるタイプのため、初代KE型がベースのものは広島県警の2台のみで、誘導標識付きはこの1台しかありません。

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広島県警のCX-5パトカー。電光掲示板付きCX-5としては日本唯一といえよう(2021年7月、乗りものニュース編集部撮影)。

 青山通りからJR総武線の信濃町駅方面に向けて進んでいった先で見かけたのが、山口県警のレガシイB4パトカーです。山口県警の車両はBL5と呼ばれる4代目セダンタイプで、そのなかでも2000ccターボエンジン搭載の「2.0GT」モデルです。そのため、ボンネット上部にエアインテークが設けられています。

 レガシイB4パトカーは2008年度に「交通取締用四輪車(高速II型)」として導入された車両で、警察庁予算による、いわゆる国費調達車です。同年度に6台まとめて調達されているものの、配備から15年近く経過しているため、現役で運用されている車両は少なくなってきています。

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