左右で違う色の尾翼…なぜ? スターフライヤー格納庫に独占潜入したらやっぱりユニークすぎた!

なぜ自社で格納庫を?

 ところで、なぜ自社で格納庫を設置したのか、スターフライヤーの整備士によると、「エンジンの交換作業や日をまたぐ作業のとき、格納庫があれば天候に左右されなくなります。適切な整備計画を組み、適切な環境で作業できるのです」とのこと。

 このことが、「定時運航率の向上」に直結します。事実、同社は常に高い定時運航率をキープし続けているのです。

Large 210514 vc10 02

拡大画像

スターフライヤー機(乗りものニュース編集部撮影)。

 ただ現在、スターフライヤーをはじめとする航空会社各社は、新型コロナウイルス感染拡大による深刻な旅客者減少の影響を受けています。普段実施する整備の内容にも変化があったそうで、整備士は次のように話します。

「コロナ拡大で運休や減便が増えてしまったことで、機体を停留するための整備が増えました。長時間使用しないことで生じる機体構造やシステムの劣化を予防するため、エンジン開口部などにカバーをかける措置などがこれにあたります」

 一方で、駐機が多くなってしまったゆえに入念に整備できる機会も多くなったためか、「より高い品質の機材をご提供できるチャンスとも考えている」とも。「安心安全な機体をお客様にお届けできるよう、これからも万全の態勢で整備を行ってまいります」と話します。

【了】

スターフライヤーの格納庫独占潜入!普段じゃ見れないところをサササッと!(13枚)

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。