国内定期便初 「ペットが機内にいる便」普段どう違う? スターフライヤー実証初便に乗る
スターフライヤーが「ペットを客室に手荷物として持ち込む」新サービス導入に向け、本格的に動き始めました。初日の地上デモ、そして2日目の実証フライトに密着。普通のフライトとの違いや、サービスの狙いを取材しました。
ケージに入れる+オムツ+ハーネス
北九州を拠点とする航空会社、スターフライヤーが2021年10月から、とある国内初のサービスに向け、動き始めました。
これは、国内線定期便で「ペットを貨物室ではなく、客室に持ち込む」というもの。この実証実験が始まっています。実証では、スターフライヤーの社員がモニター搭乗者として、自らのペットである小型犬、もしくは猫をカゴにいれ、機内へ持ち込みます。
当初は1日(金)から実際の「ペット同乗フライト」を実施する予定だったものの、台風の影響で中止。同日は地上で実機を用いたデモンストレーションを行いました。ペット実証の初便となったのは、2日(土)午前8時00分北九州発、羽田行き74便です。
空港に到着したモニター搭乗者のペットは、チェックインカウンターでオムツとハーネスがつけられ、カゴに入れられます。これは万が一カゴから出てしまっても、空港のなかで走り回らないようにという工夫です。
スターフライヤー機は横3-3列の座席レイアウトです。機内では、最後部の一番窓側の席にペットを入れたカゴをシートベルトで固定し、モニター搭乗者はその隣の中央席に座ります。窓側に固定するのは、ほかの乗客と隣席にならないようにする狙いに加え、万が一の緊急脱出に支障が出ないようにとのこと。楽器などの大型手荷物の持ち込みと同じようなオペレーションが取られます。
スターフライヤーによると、ペット、モニター搭乗者が並ぶ席の通路側席にほかの旅客が座ることは、よほどの混雑時や特段の事情がない限りない、といいます。なお、ペットの入ったカゴが固定される座席には黒いシートなどがかけられ、汚すことがないように工夫されています。
この「ペット同乗フライト」、通常のフライトと違いなどはあるのでしょうか。実際に乗ってみました。
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