国内定期便初 「ペットが機内にいる便」普段どう違う? スターフライヤー実証初便に乗る
ペット臭ゼロの機内 旅客機の環境も関係?
もう一つの懸念要素、ニオイについても、最後部に着座している限り、まったくといっていいほど感じません。これは飼い主がペットを清潔にしていること、ペットが小型に限られていることのほか、コロナ禍で「2~3分で機内の空気が入れ替わる」と航空会社各社がアピールするとおり、旅客機の換気システムが優れていることが理由でしょう。
スターフライヤーの白水政治社長によると「これまでペットがいるので旅行ができないという方も多かった」とし「海外の国内線では、ペットを手荷物扱いで機内に持ち込むことが一般的ですので、それをイメージしました」としています。
この「ペット同乗フライト」は、課題の洗い出しを実施したうえ、可能であれば、一般の旅客のなかからモニター搭乗者を選ぶ、今回は北九州と羽田間に限っていた路線を変えるなどの変化を加え再実証を目指し、本運用にむけて検討を進めるとのこと。
スターフライヤーの担当者は「ペットの数は15歳以下の子供より多いとのデータもあるので、マーケットとしては大きいと思います。やはり(これまで一般的だった貨物スペースへのペット搭載ではなく)ペットが『家族と一緒に飛行機に乗れる』というのが、ひとつの試金石となるのでは」と話します。
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