【空から撮った鉄道】2021年青森県の鉄道点描 滅多にない6時間超え 長丁場の空撮

2021年5月26日。秋田県に引き続き、青森県の津軽地方と青森駅周辺を空撮しました。西風が強い状況でしたが、五能線~弘前市内~津軽鉄道~竜飛岬~青森駅と巡ってきた模様をお伝えします。

この記事の目次

・五能線の「リゾートしらかみ」から空撮スタート
・弘前市内へと移動
・本州最北の私鉄の列車を追う
・奥津軽いまべつ駅と竜飛崎を往復するも厚い雲が…
・「北の玄関口」としてにぎわった青森駅はいま
・4時間半経過でいったん休憩
・休憩後は弘南鉄道を効率よく巡る

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五能線の「リゾートしらかみ」から空撮スタート

 青森県は「【空から撮った鉄道】2021年 秋田県の鉄道点描 県内を北へ南へ」と連続して空撮しました。東能代駅を撮影した後、五能線に沿って北上します。

 そのまま北上すると、白神山地の山々が立ちはだかります。高度を上げて越えることもできますが、五能線に沿って海岸線を行くことにしました。机上の計算では深浦発午前10時57分の「リゾートしらかみ1号」に間に合います。向かい風がなければ……。向かい風が強くなればなるほど、飛行機の速度が遅くなっていきます。

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五能線深浦~広戸間の海岸線を行く「リゾートしらかみ1号」。この日やってきたのは「くまげら」編成で、JR東日本では数少なくなったキハ40系改造の観光列車だ(2021年5月26日、吉永陽一撮影)。

 この日は前日までの低気圧が去って西風が強く、機体も真っ直ぐ飛びにくいほどでした。風で速度も落ちていったため、十二湖駅上空を通過した時には深浦発車が間に合わないことが確実。そこで五能線らしい海岸線沿いのシーンを少し撮ろうと、深浦駅は寄らずに広戸駅方向へ進路を変え「リゾートしらかみ1号」を捉えました。

弘前市内へと移動

 このまま列車を追うと他の場所での撮影にも支障をきたすため、早々に切り上げて白神山地を越えて岩木山の南側へ回り込み、弘前市内へ出ます。弘前は雲影もなく快晴です。弘前城や街並みを撮りつつ、弘南鉄道の中央弘前駅やJR弘前駅での列車発車シーンを狙いました。弘前は4月の空撮打ち合わせついでに下見をしていたので、大体の雰囲気は掴めています。

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弘前市内へと移動し、まずは弘南鉄道大鰐線の終点である中央弘前駅の上空へ。中央弘前駅は土淵川沿いに駅があり「東北の駅百選」に選定されている。ちょうど大鰐行きの7000系が出発していく(2021年5月26日、吉永陽一撮影)。
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中央弘前駅から東へ約1km、JR弘前駅に隣接する弘南鉄道弘南線の弘前駅上空に到着。日中時間帯の列車は1時間に1本で、黒石行きの7000系が停車している(2021年5月26日、吉永陽一撮影)。

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Writer: 吉永陽一(写真作家)

1977年、東京都生まれ。大阪芸術大学写真学科卒業後、建築模型製作会社スタッフを経て空撮会社へ。フリーランスとして空撮のキャリアを積む。10数年前から長年の憧れであった鉄道空撮に取り組み、2011年の初個展「空鉄(そらてつ)」を皮切りに、個展や書籍などで数々の空撮鉄道写真を発表。「空鉄」で注目を集め、鉄道空撮はライフワークとしている。空撮はもとより旅や鉄道などの紀行取材も行い、陸空で活躍。

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