「旅客機も空中給油できれば航続距離爆伸びじゃん」実際できる? 実現に必要な要素とは

ジェット旅客機の航続距離は、長距離タイプでも1万kmから1万5000kmくらいという状態が長年続いています。軍用機には「空中給油」という手法がありますが、民間機では実現できるのでしょうか。

そもそも「空中給油」とはなんなのか?

 軍民関係なく航空機には、設計上、最大離陸重量という制限が定められており、この値を超えて離陸することはできません。最大離陸重量を超過したために墜落した例もあったほど、この値はシビアです。最大離陸重量を決める要素は、機体自体の重さ(座席などの機内装備品なども含む)、乗客や荷物の搭載量(機内食なども含む)、もう一つが燃料です。

 この最大離陸重量は、「(離陸したのち)安全に巡航できる最大の重さ」より低い値が設定されています。なお、先述した空中給油の二つ目の目的は、最大離陸重量と「安全に巡航できる最大の重さ」の差を利用し、スペックを最大限発揮するためのものです。

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アメリカ空軍と航空自衛隊への導入が決定している、KC-46A「ペガサス」空中給油・輸送機(画像:ボーイング)。

 さて、旅客機で空中給油を行うことは、「技術的に不可能ではない」といえそうです。しかし、コストパフォーマンスが著しく悪いでしょう。

 そもそも旅客機の場合、実は燃料をいつも満載にしているわけではありません。これは、想定される飛行距離(予備などを含む)に必要な燃料を計算できるため、その分を搭載すればよく、余計に燃料を積む必要がないからです。それで、その分を客席数などの増大に回しています。軍用機の場合は国の命運がかかっていますが、民間機の場合は安全性さえ確保できれば経済性が優先されることから、「空中給油するほど差し迫ったシチュエーション」は考えにくいわけです。

 操縦技術の問題もあります。そもそも空中での給油作業は、主翼が上下2枚ずつある複葉機の時代から、2機が上下平行に飛行して、燃料パイプを受け渡すようにして給油する方法が試されてきました。ただ、その派手な見た目どおり、非常に高度な操縦技術が必要となるため、第二次世界大戦が終わる頃までは実用化されなかったほどです。

 この技術を実用化するには、パイロットへ超高度な追加訓練を課すことが必要となります。しかも単通路機の特定の機種だけで、使うフライトもごく限られるでしょう。もちろん民間機のパイロットは選りすぐりのエリートたちですので、クリア自体は可能でしょうが、それよりも、より大型の機体で長距離を飛んだほうが断然コスパが良いわけです。

世界イチ派手!? & 空自新型の「空中給油機」など

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コメント

3件のコメント

  1. 例えば

    一番有名な

    アメリカ大統領専用機

    通称「エアフォースワン」

    これには空中給油装置が付いてるから

    空中給油を受けたら、飛行距離は延びるけど

    エンジンオイルは給油出来ないから

    その限界が約72時間

    大統領が乗ってるのに

    そんな危険な事は

    まず無い❗

    メインが故障やトラブルが起きたら

    直ぐに

    予備機に移る

    • え?え?70時間って何が根拠?

      仮にもエアフォースワンなので、

      秘密の隠し機能が有るかとは思いますけど、

      標準仕様で有れば20時間程度かと思われますが。

    • 何だ、WIKIのコピペか。

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