新幹線「新潟→大宮行き」臨時設定 10号車は荷物専用 大宮駅の“物流拠点化”加速

停車時間4分延長に続き、出ました「大宮終着」。

鮮魚や日本酒を輸送

 JR東日本は2021年11月8日(月)、荷物輸送サービス「はこビュン」のサービスとして新潟発・大宮行きの臨時新幹線列車を設定し、一部客室を活用した荷物輸送を行うと発表しました。

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上越新幹線でも運用されているE7系新幹線(画像:写真AC)。

 実施日は11月11日(木)、新潟11時04分発の臨時列車「とき10号」として設定します。燕三条、長岡、越後湯沢、高崎に停車し、大宮駅には12時42分に到着します。

 この列車の10号車は「積載商品専用」となり、旅客の乗車はできません。「はこビュン」サービス開始以来最大の荷量となる約140箱を輸送するそうです。荷物の内訳は「鮮魚類」が約120箱、「今朝搾り日本酒」が約20箱で、埼玉県内外の専門店やスーパー、百貨店、大宮駅催事コーナーなどへ運ばれます。

 JR東日本は11月2日、新幹線の荷物輸送における荷扱い時間確保のため、12月から一部の上り列車で大宮駅の停車時間を4分延長し、同駅での荷扱い量を拡大すると発表したばかり。今回はさらに、荷物輸送を念頭においた臨時の旅客列車を設定するに至りました。JR東日本はこれにより、「輸送マーケットニーズを創造し、かねてより検討を進めている大宮駅の物流拠点化を加速させます」としています。

【了】

【画像】「大宮行き」臨時列車で運ばれる“モノ”

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コメント

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3件のコメント

  1. ホームをもて余している大宮駅の有効活用法。

  2. もっと大宮始発増やすべき
    東京駅は余裕がないし
    余ってるホームがもったいない。

  3. 東北上越新幹線から乗り継いで横浜方面に行くのに上野東京ラインの開通で夕方以降東京駅からでは座りにくくなったので、大宮駅での乗り換えを愛用している。