環七 環八…“環14”まである!? 多摩を貫く南北道路のいま

4号線と5号線は?

 4号線は「モノレール下」の道路です。

多摩南北道路4号線(立川東大和線)

 立川市から多摩湖(村山貯水池)のふもとに位置する東大和市蔵敷に至る路線で、大部分は「芋窪街道」にあたります。多摩モノレール上北台(東大和市)~泉体育館(立川市)間の高架下を走る地上道路部分が該当しますが、泉体育館駅付近からJR中央線を越え都道145号までの約2.5kmが未開通。2021年現在、事業化に向け測量などが行われています。

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多摩都市モノレールの北の終点、上北台駅。この地上道路が芋窪街道こと立川東大和線(画像:photolibrary)。

多摩南北道路5号線「八王子村山線」

 八王子市の甲州街道から多摩川を多摩大橋で渡り、武蔵村山市の青梅街道までを結ぶ路線です。「多摩大橋通り」の愛称があり、多摩南北道路では最も早く2008(平成20)年に片側1車線で全通しました。

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 これら多摩南北道路のさらに外側に位置するのが、1都3県をぐるりと囲む国道16号になります。

 環八通りから国道16号までのあいだに位置する北多摩地域は、国道の空白地帯でもあり、たとえばGoogle mapなどでも縮尺によっては、今回紹介した都市計画道路も目立って表示されません。しかし実際には、こうした広い都市計画道路の整備が進んでいます。ただしこれら路線、主要道路との交差点はほとんど平面交差であることが、23区内の環七や環八とは大きく異なります。

【了】

【地図】「外環の2」&「多摩南北道路」5路線

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