乗り間違い注意! 東京「上下線ホームが別の階にある地下駅」 5選 苦心の4駅連続も
東京の地下駅には、ホームが行き先ごとに別々の階にある場合があります。間違えると大変ですが、そのような構造になったのには理由があります。
行き先ごとにホームが別々の階に
地下鉄で寝過ごし、反対方向の列車に乗ろうとしてふと見ると、反対側ののりばが見当たらない……。実は反対方向のホームは別の階、そんな地下駅がいくつかあります。お目当ての電車に乗ろうとして、間違った階へ下りてしまうと、目も当てられません。首都圏にある「上下線2層構造」な地下駅を抜粋して紹介します。
●初台駅(京王新線)
都営新宿線と一体的な地下線となっている京王新線の初台駅は、新宿方面が地下2階、笹塚方面が地下3階の2層構造になっています。
このような構造になった主な理由として、高速道路の橋脚基礎の存在があります。京王新線は新線新宿~幡ヶ谷間で国道20号および首都高新宿線の真下を走っていますが、初台付近の首都高の橋脚はT字型で道路敷の中央に基礎があるため、地下駅を設けるスペースが無かったのです(首都高新宿線の開通は1973年、初台駅の地下化は1983年)。
同じく首都高の基礎が関係した地下駅が、東急田園都市線の駒沢大学駅です。こちらも首都高の基礎が道路の中央に設置されていますが、この駅は当初から、その基礎と駅構造を一体構造物として建設。駒沢大学駅がやけに幅広い島式ホームなのは、ちょうどホーム中央に、その基礎があるからです。
有楽町線の麹町、銀座一丁目
上下線2段ですが、ホームの配置が千鳥で面白いです。
都営三田線の三田駅
始発駅時代は面倒でした。
こじんまり:誤 → こぢんまり:正
東西線・神楽坂は?
横浜市営地下鉄グリーンラインの高田駅がない、やり直し。
横浜市営地下鉄 ブルーライン関内駅
住吉と同じく分岐構造を考えて二段ですが、こちらは未成に終わったようです。
京王線 調布駅
同じく分岐構造の2段ですね。
銀座線・丸ノ内線 赤坂見附駅
上下2層の元祖でしょうか?
神戸市営地下鉄西神・山手線、県庁前駅。
三宮駅と県庁前駅は2駅連続。
高架・地上になりますが、京成線の日暮里駅と青砥駅、京急線の京急蒲田駅も上が下り線、下が上り線のホームです。