BAEは海自「いずも」の先に何をもたらすか 英防衛関連大手の日本法人設立 その目論見

海自護衛艦「いずも」が空母化に向け準備を進めるなか、クイーン・エリザベス級空母の建造に携わる英国防衛産業大手BAEシステムズが日本法人を設立します。これらの動きに関係はあるのかないのか、関係者への取材などから読み解きます。

クイーン・エリザベス級から得られるノウハウやメリットとは?

 それでは、クイーン・エリザベス級から得られるノウハウやメリットには、一体どのようなものが挙げられるのでしょうか。そのひとつは運用に要する人員の省人化です。クイーン・エリザベス級における省人化に関する取り組みについて、ドハーティ氏は次のように説明します。

「クイーン・エリザベス級はインヴィンシブル級航空母艦の3倍の大きさで、最新の技術と設備を駆使して乗員数をスリム化し、従来の航空母艦とほぼ同じ679名で運航することができます。可能な限り技術を活用して運用性を向上させ、就役期間を通じてコスト並びに人員の負荷を軽減することを意図して設計されています。なかでも、この空母に搭載されている最先端の武器取扱システムは、従来の6倍の速さで武器を飛行甲板に移動させることができる上、システム操作に必要な人員を160人から48人にまで削減しています」

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「クイーン・エリザベス」でF-35Bが運用できるようにする統合作業において、BAEは主導的役割を果たした(画像:BAEシステムズ)。

 さらに、クイーン・エリザベス級で得られた設計および建造作業の効率化に関するノウハウも、これを日本が得られれば非常に大きなメリットとなります。ドハーティ氏は「『プリンス・オブ・ウェールズ(クイーン・エリザベス級の2番艦:筆者補完)』の納入プログラムは、『クイーン・エリザベス』から学んだ、建造スケジュールや作業順序、技術的学習、納入チームの構成などの多くの教訓を生かしたものとなっています。これにより、英国の納税者に費用対効果の高いサービスを提供すると同時に、英軍に防衛能力の強化を図ることができました」と話します。

【説明会資料】艦載機から魚雷まで 英空母打撃群におけるBAEシステムズの貢献

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コメント

1件のコメント

  1. シーハリアーはもう退役してしまっていたのですね…

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