老体に鞭打ち海戦を生き延びた戦艦「榛名」-1913.12.14進水 お召艦の栄誉にも

建造当初は巡洋戦艦だった旧日本海軍の「榛名」が1913年の今日、進水しました。僚艦の「比叡」とともにお召艦としても使われたほか、近代化改修を2度受け、太平洋戦争では戦艦として様々な海戦に参加。最期は本土、呉での空襲でした。

同型艦4姉妹で唯一、日本本土で解体

「榛名」が本格的な戦闘に参加するのは太平洋戦争からです。南方への作戦では、1942(昭和17)年2月のクリスマス島への艦砲射撃、同年6月のミッドウェー海戦では、空母部隊の掩護などに就きました。しかしこの海戦では、空母のみならず「榛名」もアメリカ軍の空襲を受けています。同年10月には、ガダルカナル島のアメリカ軍飛行場へ艦砲射撃を行っています。

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1935年末に東京湾で撮影された。写真手前から戦艦「山城」「扶桑」「榛名」(画像:アメリカ海軍)。

 敗色が濃くなり、また海戦が航空機を主体としたものへと移り変わるにつれ、「榛名」の戦闘機会は減っていきました。南太平洋海戦、マリアナ沖海戦、レイテ沖海戦と歴戦を重ねるうち、僚艦も次々と消失。1945(昭和20)年に入ると燃料の欠乏から、日本本土の港に留め置かれることが多くなりました。

 国外の海で撃沈こそされなかった「榛名」でしたが、終戦まで1か月を切った1945年7月末、アメリカ軍による呉空襲で格好の標的となります。対空砲火で激しく応戦するも、20発以上の命中弾を受けて着底しました。

 ただし、海没は免れたため、「榛名」は金剛型戦艦4隻の中で唯一、戦争を生き抜いた艦となりました。これにより「武勲艦」とも称されます。

【了】

【写真】巡洋戦艦だった頃の「榛名」

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