依然「お客様は神様」か 悪質クレーマーに悩む鉄道・バス業界 特に多い5,60代

現場の人はどう考えているか

 カスハラを受けた鉄道・バスの従業員は、その43%が「強いストレスを感じた」と回答しています。また2%は「離職・転職を考えている」と回答し、「精神疾患になった」という人も1%いました。カスハラに関する自由回答を、以下にいくつか列挙します。

○鉄道
・自分勝手な行動をするお客さまをたびたび見かけますし、共通して「お客さまは神さま」だから何しても許されると考えているように見受けます。

・60歳以上高齢者の意見やクレームが最近多い気がします。まだまだ社会で活躍出来る余力があるのにそれが叶わないフラストレーションが原因の一つと思います。

・年々、悪質な客が増えているように思う。減ることはないので会社はもっと毅然とした対応ができるような体制を作ってほしい。こちらが、全く非が無いのにあやまり続けるのはおかしいと思う。

・警察との連携が必要である。また警備員を配置するなど、悪質クレーマーがいても働きやすい環境作りが必要だと思う。

・ここ数年迷惑行為で良く耳にするのは、SNSを利用した誹謗・中傷が多い、写真をとられることもあるそうだ。

・鉄道警察隊の増員、夜間巡回を増やしてほしい。ガードマンでは、軽く見られ、なめられる。

・ハラスメントを受けたときに会社・上司が守ってくれない。

・防犯カメラ、通報装置等など、ハード面の対策を求める。

【そりゃ精神を病むわ…】交通運輸・観光産業界のカスハラの現状

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