依然「お客様は神様」か 悪質クレーマーに悩む鉄道・バス業界 特に多い5,60代

バス業界の声は

○バス
・名札などの名前が分かるものを身に付けていると、SNSに掲載される恐れがあります。ネット上などで誹謗・中傷を受ける可能性があり、イニシャル表記などにすることでリスク回避するマニュアルを整備すべきだと思います。

・クレーム・暴言等受けた者に対して、会社側のケアがまったく無い。運転士だけが悪い訳ではない!! 客の方があきらかに悪いのに会社側は確認もせずに、すぐに謝まることが良くない。毅然とした対応を求める。

・過度なクレームを言う方が、障害者である場合、公共交通機関である我々が差別であると団体から言われかねない。団体と協議できる機関が必要。世間とのズレが感じられる。

・ICカードが使えない時にそのことを威圧的になじられ、バスをけっとばしてどこかへ行ってしまいました。1人で何人ものお客さんを対応しないといけないので、変な人がいるとやっぱり精神的に疲れます。

※ ※ ※

 業界全体の回答でも、「直近2年以内では、迷惑行為は増えていると感じますか」という質問に、57.1%が「増えている」というものでした。アンケート結果を踏まえ、交運労協は次のようにいいます。

「消費者によるカスハラが社会問題として認識され、2020年6月施行『改正労働施策総合推進法』指針で、初めて国として『顧客等からの著しい迷惑行為に関し行うことが望ましい取組』が示された一方、本調査結果から、交通・運輸・観光産業を支える現場の『キーワーカ―』に対する理不尽なハラスメント実態が浮き彫りになりました」

【了】

【そりゃ精神を病むわ…】交通運輸・観光産業界のカスハラの現状

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