眺め最高! 神津島から日本唯一のミニ飛行機で「調布」へ なぜ超低空飛行?
安全講習を空港で受ける なぜ?
228NGを間近で見た印象は「意外と大きい」というもの。その全長は16.56mです。つい最近の2021年12月、国内線に投入されたボーイング787-9旅客機は全長62.8mですから、旅客機の中では小型であることは間違いないのですが、高速バスの「大型車」が全長12m、在来線の鉄道車両が一般的に1両20mと考えると、バスと鉄道の中間という印象です。
側扉は、搭乗時に展開すると階段になります。客室内は最後尾が3人掛け座席、その前の列(入口の横)が2人掛け座席で、それ以外は1+1列の座席が7列並び、定員は19人です。
客室の内幅は1.5m程度で、マイクロバスより狭く、乗用車より広い印象でした。1人掛けの座席はリクライニングせず、テーブルもありませんが、最大50分程度の飛行時間であり、座り心地は良好でした。機内にトイレはありませんが、側窓が広いことも含めて、快適性は最新のジェット旅客機にも劣らないと感じます。
見学を終え、一般客と共に保安検査を受け、待合室で待機します。変わっているのは、通常の旅客機では離陸後にフライトアテンダントが行う救命胴衣の使い方などの安全講習を、空港内で行うことです。これは小型機のためアテンダントが同乗せず、かつ飛行中に座席からの移動が禁止されているからです。
チェックイン時に、搭乗する人は体重を申告し、荷物の重量も計測されます。小型機なので、重量が偏らないための配慮です。どの座席に座るのかも、搭乗直前に告知され、好きな座席を選ぶことはできません。
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