日本も関係するグアム防衛の最新事情 米軍の備えに新たな展開 見据える先は当然中国

米軍がイスラエルの開発した「アイアンドーム」を試験しているというニュースは、グアム防衛に新たな動きがあるという点で注目に値するものでした。ここにきてグアムの守りを厚くする理由と、その最新の動きを見ていきます。

日本も他人事ではない グアムを脅かす中国の軍事力増強

 こうしたグアムの各種軍事施設は、平時はもちろん有事にも非常に重要な存在です。たとえば、北朝鮮や中国がアメリカと軍事衝突を起こした際に、まず攻撃対象になり得るのが日本にあるアメリカ軍基地です。そこで、滑走路や港湾施設にミサイルが命中したとなれば、一定期間その使用が不可能となります。

 一方で、日本から2600kmほど離れたグアムであれば、中国や北朝鮮からも距離があるため、攻撃手段が限定されます。つまり、グアムにある各種施設が在日米軍基地の代わりを果たす形で、その後のアメリカ軍による反撃を支える重要拠点となり得るのです。つまり、グアムは日本の安全保障にとっても非常に重要な存在といえるわけです。

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グアムのアンダーセン空軍基地に着陸するB-2爆撃機(画像:アメリカ空軍)。

 インド太平洋軍がグアムの防衛能力向上を目指すもうひとつの理由は、このグアムを攻撃する能力を、おもに中国が着々と向上させていることです。

 これまでにも、中国は巡航ミサイルや弾道ミサイルなどグアムを攻撃可能な兵器を保有してきました。しかし現在では、その飛翔高度の低さや軌道変更などにより、既存の弾道ミサイル防衛システムでは迎撃が困難とされる極超音速滑空兵器の開発を進めているほか、爆撃機や空母、駆逐艦などを太平洋方面へと進出させ、グアムをあらゆる方角から攻撃する能力を整備しつつあります。

 先ほども触れたように、グアムは中国との軍事衝突を見据えた際の最重要軍事拠点のひとつであり、有事の際にはこうした兵器による攻撃にさらされる可能性が非常に高いのです。そこで、インド太平洋軍としては、こうした状況に対応するべく、グアムの防衛能力向上を主張しているわけです。

B-1とB-2の後継 試験生産中の戦略爆撃機B-21「レイダー」

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コメント

1件のコメント

  1. 某国のミサイルが日本の近海を飛んでも、それが何なのか、発射地点はどこなのかすぐに明かさないのは、索敵能力を意図的に隠しているのか、それともイージス艦の限界なのか。

    巡航ミサイルどころか他の種類の

    弾道を予測できないミサイルを中露は色々配備しつつあるようだが、イージスアショアはそれらの着弾地に警報を出せるのか。

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