加速するビジネスクラス高級化 でもファーストクラスは「必要」なワケ JAL 客室のプロに聞く

ファーストクラスはどのようなところ? プロに聞く

 JALの商品・サービス企画部の西垣淳太さんは、JAL機の国際線客室、各クラスのシート開発にも携わるプロフェッショナルです。「マーケットのなかでクラス構成が細分化されており、プレミアムエコノミーや、ファーストとビジネスの中間のような座席が誕生しているのは事実です」としながら、ビジネスクラスと比較したJALのファーストクラスの強みを次のように話します。

「足元まで広さが確保されているところや寝心地で、ファーストとビジネスは明確に区別されています。また、(その区別は)座席の仕様だけではありません。ファーストクラスは、8席に3名のCA(客室乗務員)が対応します。手厚さや質、気付きの早さは、ファーストクラスならではです」(西垣さん)

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JALの国際線ファーストクラス「JAL SUITE」とCAの鈴木杏奈さん(乗りものニュース編集部撮影)。

 一方、ファーストクラスの接客特徴について、西垣さんと同じ商品・サービス企画部に籍を置くCAの鈴木杏奈さんは次のように話します。

「ファーストクラスを担当する際には、お客様からお呼びいただく前に私達も気付けるように、よく見ております。一人ひとりのお客様とのお時間も多く絆を作りやすいクラスです。ファーストクラスでは一人ひとりの過ごされるペースにあわせ、タイミングを大切にしながら絆を作っています」(JAL商品・サービス企画部 リードキャビンアテンダントの鈴木杏奈さん)

 西垣さんは「JALとしては、お客様が期待した以上のものをお届けするということを高次元で実現するためには、ファーストクラスは必要」とし、「それによって、マーケットのなかでJALのクオリティを理解していいただき、ブランド力の向上につながっていくと考えています」と話しました。

【了】

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コメント

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1件のコメント

  1. JALファーストクラスは、とても囲碁地の良い空間、時間ですが、前回、パリ→羽田間に搭乗したときは、ぼろ客(○会議員)が○金で乗ってて、「初ファーストクラス」とハシャギまくり。最悪でした。わがまま言い放題。CAは断ることも注意できず、私の家内も含め同乗7名は大迷惑でした。ファーストクラスといえども同乗のお客によりけりですね。