首都高「羽田のブツ切り橋」ついに日の目? 運用停止23年の可動橋 残しておいたワケ

羽田空港近くの海際にたたずむ、途切れた橋――かつて首都高で使われ、運用停止後もそのままとされていた「羽田可動橋」が再び注目されそうです。ただし、この橋がそのまま使われるとも限りません。

謎の構造物? 羽田のブツ切り橋とは

 羽田空港の近くにある、使われていない首都高の途切れた「橋」、これが再び注目されるかもしれません。

 

 この橋は「羽田可動橋」。東京都大田区の森ヶ崎地区と、羽田空港島の間を流れる海老取川の河口部にあります。川の前後に高架道路があるものの、この橋は2つの橋桁が川の流れの方向に並列しており、途切れています。

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途切れた状態の羽田可動橋(画像:首都高速道路)。

 可動橋というように、この2つの橋桁をクルリと回転させて、1本の橋としてつなげることができます。日本では可動橋自体が珍しいですが、なかでもこの「旋回橋」は、京都の天橋立など数か所しかありません。とはいえ、長らく途切れた状態。前後の高架道路とも、いまは使われていないのです。

 橋はかつて、1号羽田線の入口ランプとして使われていたものです。1990(平成2)年、川の南側に位置する空港西入口から上り本線へ合流するランプの一部として開通しました。

 この橋に並行して、首都高1号羽田線の水底トンネル「羽田トンネル」が通っています。橋が設けられたのは、湾岸線が未開通だった当時、羽田トンネル付近でしばしば渋滞が発生していたため。空港入口(現・空港西入口)から入ったクルマが、トンネルを経由せず本線に合流できる迂回路として、このルートがつくられました。

 しかし1994(平成6)年の湾岸線開通後(当時、本牧ふ頭以南は未開通)、羽田トンネル付近の渋滞はほぼ解消され、1998(平成10)年に可動橋は運用を停止。それから23年間、ほぼ使われていません。

 ただ、首都高速道路はある理由から、この橋をずっと残し続けていました。そしてついに、この橋の活用を議論するときが来そうです。

【そのまま使える?】羽田可動橋&羽田トンネルの状況を画像で見る

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