大雪の首都高 事故52件 113km通行止め またも車両滞留14時間…どうしてこうなった?

東京で4年ぶりに大雪警報が発令された日、首都高はまさに大混乱。事故が多発し、長時間の車両滞留が起こり、多くの路線が通行止めになりました。なぜ、毎度このようなことが繰り返されるのでしょうか。

どうしたって首都高は雪に弱い

 度重なる雪での混乱に、首都高速道路では雪氷対策の体制を強化しつつ、2021年度からは「予防的通行止めを行う」ことなどの広報にも取り組んできました。それでも首都高は、ひとたび雪が降ったり路面が凍ったりすると、影響が長引く構造的な要因を抱えています。

 首都高は全線のうち8割近くが高架橋です。これらの場所は地熱がないうえに風が吹き抜けるため、凍結しやすく、溶けにくいのです。都市部のため、本線に雪が降り積もれば、その場から雪を排出することができず、ダンプに積んで捨てに行かなければなりません。

 そのため、通行止めは長時間になりがち。アップダウンも多いため、今回、車両滞留が起きた王子付近では、夜通しで路面の氷を削って退出路を確保するなどしていたそうです。

 一方、雪を甘く見たノーマルタイヤ車などが、車両滞留や通行止めの原因を作り出した側面も間違いありません。通行止め解除に向けた作業が行われていた7日には、朝の時点で通行が可能だった5号池袋線の上りでスリップ事故が発生し、新たに通行止めになるなどしています。

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前田信弘社長(中島洋平撮影)。

 首都高速道路は引き続き、冬タイヤの装着や滑り止めの携行を呼び掛けています。積雪時の影響は一般道も同様ですが、首都高の場合は前出した道路構造から、その影響が大きくなりやすく、長引くケースも多いと想定した方がよいのかもしれません。

【了】

【なぜ影響長引く?】首都高の雪氷対策の“手順”画像で見る

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