歴代「スカイライナー」はどんな電車? ベテラン運転士が語るAE100形と初代AE形の記憶
歴代スカイライナーの運転感覚とは
――AE100形と最新の2代目AE形、あるいは初代AE形とでは、運転感覚に大きな違いはありますか?
新しくなるごとに操作はしやすくなっていますし、加速やブレーキなどの反応も良くなりますね。初代AE形についてはワンハンドルなので、同時期の(ツーハンドルの)通勤車両とはだいぶ違う印象でした。
――AE100形は地下鉄乗り入れ性能を有しており、実際、イベント時に都営浅草線へ乗り入れています。この場合、都営地下鉄区間は都営地下鉄の運転士がAE100形を運転されたのですか?
はい。(京成線と都営線の境界駅である)押上駅で乗務員交代しました。普段入らない車両で編成も長く通常の停車位置では収まらないため、終電車後の夜間に回送しました。もちろん都営地下鉄区間では都営の運転士さんがしっかりと訓練してから乗務されました。
――AE100形には前面に貫通扉がありましたが、これが設置されていると運転時に、例えばすき間風が生じたりするのでしょうか?
すき間風はありませんでしたが、構造上、雨天時にワイパーの水はけが悪くなり、やや運転しにくい印象がありました。貫通扉のない初代AE形ではそうしたことがありませんでしたので、そのように感じていました。
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