登坂車線より効果アリ? 中央道の「付加追越車線」恒久化へ 速い車の自由度高めた結果
「登坂車線の利用率が低い」→結果、全体遅く
――もともと、登坂車線方式はどのような課題があったのでしょうか?
低速車が登坂車線(左側)を利用する率が低く、走行車線(中央)や追越車線(右側)の利用率が高いため、車線ごとの速度のバランスも偏っていました。その結果、遅いクルマにより車群が形成され、全体の速度低下が発生していたほか、本来の“右側車線からの追越”が遵守されず、左側の登坂車線から追越しをするケースが散見され、キープレフトも十分に守られていませんでした。
――付加追越車線とすることで、どのような効果があったのでしょうか?
低速車が車線変更をせず左側車線をそのまま走れるようになったことで、左側車線の利用率が上がり、車線ごとの利用率の適正化が図られました。速度の面でも、速いほうから付加追越車線(右側)、第二走行車線(中央)、第一走行車線(左側)の順にバランスの取れた状態となり、低速車へ追従する車群が減少しています。左側からの追越行動が減少し、交通ルールの遵守も促進されました。
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NEXCO中日本名古屋支社によると、試行運用による効果が確認されたため、安全対策を行ったうえ2022年夏をめどに恒久化するといいます。ちなみに2022年現在も、登坂車線を付加追越車線に変更した事例は、日本の高速道路でここだけだそうです。
【了】
余力があるほうのクルマに車線変更の手間を引き受けてもらおうという考え方、気に入りました。
このやり方は今までのものより公平な感じがして優れていると思います。
これはいいね。
是非全国の同様の区間にも実施して欲しいな。
中央道の上り線小仏トンネル手前も同じようなことしてなかったっけ?
登坂車線の終了時走行車線にスムーズに戻れない(後続車が戻してくれない)から進路変更したがらないんだよね。
同じく意味もなく第二走行車線を走る重トレ対策で定期的に第一通行帯を消滅させて第二から自動的に第一へ移行するような枠組みもあるといい
良い措置だとは思うが、実現があまりにも遅すぎる。30年程前、F1の選手だった中嶋悟氏が、雑誌の連載で指摘していた事だ。利用者のことを軽く考えている証拠。
遅い車をどかすのではなく速いクルマが避ける方が理に適ってますよね
欠点としては車線誘導のゼブラゾーンの分登坂車線より距離が取りづらいくらいですかね
今後全国の交通量の多い登坂車線では是非切り替えて欲しいです
この区間、仕事で週一で利用しています。
明らかに、登坂車線制より流れがスムーズです。
むしろ、全国でここだけとはびっくりです
折角作った付加追越車線だけどまたトラックが悪用するんでしょ。
マナーやモラルのないドライバー連中を取り締まる以外、高速道路のあるべき姿に改善はしないかな。
昔から遅い車を動かすのは愚の骨頂だと思っていましたが、追い越しは悪だと思っている愚の頂点におられる方々がようやく引退したようです。
全部これに置き換えてほしいです。
ゆずり車線もいらない。チンタラ走ってるやつは後ろも見えてないから、ゆずり車線に移らない。
普通に考えれば「遅い車が一旦退き、また本線に戻る」より「速い車を先に行かせる」方が理に適っているのは当然かと。
政策担当者が自分で運転して高速道路を走ったことがあるのか、疑問を抱きたくなる話だな。
こんな事、高速道路を走った初日に思ったよ。
土地の買収やら何やら事情があるのは解るが、道路の設計者はアタマ悪すぎ。
道路の設計をする時は最低でも第三者(モータージャーナリスト等)から意見を聴いてやってくださいな
左に遅い車用のレーンを追加するのではなく右側に早い車用のレーンを追加する、なぜ今までそうしなかったのかが不思議だぅた、スローレーンに入ったら本線に戻るのが難しい構造だと使いたくないと思うのは一般人の感覚だと思う、そのレーンを使って本線に戻るのが可能な車は加速性能の良い車になってしまいおのずと左側追い越しが横行することになる、今回のレーン変更はすべての道路に適用して欲しい
昔っからこうする方がいいと思っていた。なんでもっとこうしないのか意味不明。誰も登坂車線を使わないから遅い車ではなく速い車が突っ走って抜いている。