登坂車線より効果アリ? 中央道の「付加追越車線」恒久化へ 速い車の自由度高めた結果
上り坂で、遅いクルマに登坂車線へ退いてもらうのではなく、速く走りたいクルマが追い越しやすくした中央道の「付加追越車線」が、試行から恒久運用に移行します。どのような効果があったのでしょうか。
登坂車線の代わりに「付加追越車線」を付けた
長い上り坂の区間には、遅いクルマのための登坂車線が整備されているケースがありますが、これを廃し、「速く走りたいクルマが追い越しやすいようにした」という区間が中央道にあります。これが近く、試行から恒久運用に移行します。
場所は中央道の多治見IC~小牧東IC間の下り線。長い上り坂が続く区間で、もともと2車線の左側に登坂車線を整備していました。
2016(平成28)年、NEXCO中日本は安全対策の一環として、この登坂車線を廃して第一走行車線とし、従来の追越車線を第二走行車線に、そのさらに右側へ「付加追越車線」を整備しました。登坂車線も付加車線の一種ですが、ここでは付加車線を道路の右側に付けたのです。このため「右側付加車線」方式とも呼ばれます。
付加追越車線は、暫定2車線(片側1車線)の高速道路で要所に現れる追越車線がそれに当たります。しかし、もともと片側2車線ある上り坂の区間で付加追越車線を整備したのは、この中央道の事例が日本で初めてでした。このため警察などとも調整する必要があり、実現まで2年を要したそうです。
多治見IC~小牧東IC(下り)の付加追越車線は試行的な位置づけでしたが、2022年2月から実施されるリニューアル工事を経て恒久運用に移行します。路肩幅を狭めて車線運用を行っていたところ、恒久化にあたり中央分離帯と区画線の改良を行い路肩幅を拡げ、緊急車両などがより安全に停車できるようにするとのこと。
では、試行期間にどのような効果があったのでしょうか。
余力があるほうのクルマに車線変更の手間を引き受けてもらおうという考え方、気に入りました。
このやり方は今までのものより公平な感じがして優れていると思います。
これはいいね。
是非全国の同様の区間にも実施して欲しいな。
中央道の上り線小仏トンネル手前も同じようなことしてなかったっけ?
登坂車線の終了時走行車線にスムーズに戻れない(後続車が戻してくれない)から進路変更したがらないんだよね。
同じく意味もなく第二走行車線を走る重トレ対策で定期的に第一通行帯を消滅させて第二から自動的に第一へ移行するような枠組みもあるといい
良い措置だとは思うが、実現があまりにも遅すぎる。30年程前、F1の選手だった中嶋悟氏が、雑誌の連載で指摘していた事だ。利用者のことを軽く考えている証拠。
遅い車をどかすのではなく速いクルマが避ける方が理に適ってますよね
欠点としては車線誘導のゼブラゾーンの分登坂車線より距離が取りづらいくらいですかね
今後全国の交通量の多い登坂車線では是非切り替えて欲しいです
この区間、仕事で週一で利用しています。
明らかに、登坂車線制より流れがスムーズです。
むしろ、全国でここだけとはびっくりです
折角作った付加追越車線だけどまたトラックが悪用するんでしょ。
マナーやモラルのないドライバー連中を取り締まる以外、高速道路のあるべき姿に改善はしないかな。
昔から遅い車を動かすのは愚の骨頂だと思っていましたが、追い越しは悪だと思っている愚の頂点におられる方々がようやく引退したようです。
全部これに置き換えてほしいです。
ゆずり車線もいらない。チンタラ走ってるやつは後ろも見えてないから、ゆずり車線に移らない。
普通に考えれば「遅い車が一旦退き、また本線に戻る」より「速い車を先に行かせる」方が理に適っているのは当然かと。
政策担当者が自分で運転して高速道路を走ったことがあるのか、疑問を抱きたくなる話だな。
こんな事、高速道路を走った初日に思ったよ。
土地の買収やら何やら事情があるのは解るが、道路の設計者はアタマ悪すぎ。
道路の設計をする時は最低でも第三者(モータージャーナリスト等)から意見を聴いてやってくださいな
左に遅い車用のレーンを追加するのではなく右側に早い車用のレーンを追加する、なぜ今までそうしなかったのかが不思議だぅた、スローレーンに入ったら本線に戻るのが難しい構造だと使いたくないと思うのは一般人の感覚だと思う、そのレーンを使って本線に戻るのが可能な車は加速性能の良い車になってしまいおのずと左側追い越しが横行することになる、今回のレーン変更はすべての道路に適用して欲しい
昔っからこうする方がいいと思っていた。なんでもっとこうしないのか意味不明。誰も登坂車線を使わないから遅い車ではなく速い車が突っ走って抜いている。