ザ・軍用車はどっち? 陸自「高機動車」米軍「ハンヴィー」乗り比べ どちらも民生用は希少車

アメリカでは軍用車の代名詞的存在である「ハンヴィー」。日本においてそれによく似た存在といえるのが自衛隊の高機動車でしょう。両者は見た目がよく似ているため、同じような車両と思われがちですが、中身はかなり違っていました。

後継が登場したハンヴィー いまだ生産中の高機動車

 なお、双方ともに民間向けの車両が存在しています。高機動車は「メガクルーザー」、ハンヴィーは「ハマー(またはハマーH1)」といいますが、両車ともすでに生産は終了しており、なおかつ流通数が少ないことから中古車であっても高い価格帯で推移しています。

 一見すると似た者同士の高機動車とハンヴィーですが、最も異なる部分といえば乗車定員でしょう。前出のとおり、通常仕様の高機動車は定員10名なのに対してハンヴィーは4名です。これは一度に大量生産でき、なおかつ数日分の補給品を車両に搭載して行動することが前提のハンヴィーと、少ない車両数で多くの人員と物資の短距離輸送を担う高機動車という、両者の運用上の違いが、そのまま特性として表れているからだと考えられます。

 さらに、どちらかといえば戦闘職種への配備が多い高機動車ですが、ハンヴィーは戦闘系部隊のみならず兵站系、すなわち後方支援部隊への配備も充実しています。そのため、救急車バージョンや工具を満載にした修理専用ハンヴィーなどもあります。陸上自衛隊の場合、高機動車のコンポーネントを流用して開発された1 1/2tトラックが開発・採用されているため、同車が数多く配備されているからだと考えられます。

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アメリカ陸軍のハンヴィー。写真の車体はほぼフレームだけの状態。ほとんど雨が降らない砂漠ではこの仕様車が多く走っている(武若雅哉撮影)。

 なお、アメリカ軍はハンヴィーの後継となる新型の4輪支援車両として「JLTV」を開発し、部隊に配備し始めています。一度はすべてのハンヴィーをJLTVに更新する予定でしたが、予算の関係上、一部のハンヴィーについては装甲化して使用し続けるそうです。

 一方、陸上自衛隊は高機動車をこれからも使い続けるということで、後継車両の案は出ていません。

【了】

【運転席の違いも】高機動車&ハンヴィーのアレコレ

Writer:

2003年陸上自衛隊入隊。約10年間勤務した後にフリーフォトライターとなる。現場取材に力を入れており、自衛官たちの様々な表情を記録し続けている。「SATマガジン」(SATマガジン編集部)や「JWings」(イカロス出版)、「パンツァー」(アルゴノート)などに寄稿。

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コメント

4件のコメント

  1. 自衛隊の車両を運転したみたいな事言ってるけど自衛隊車両は運転出来ない!ウソ言うな

  2. 前自衛官さん、経歴に元自衛官と書いてあるから操縦してると思いますよ。

  3. 高機動車って確か73式中型トラック(旧型)の後継車じゃなかったけ?

    だた定員数が少ないからこの車のフレーをベースに73式中型トラック(新型)と並行調達で、導入した90年代初頭よりは減っている。

    そう言う意味ではすでに後継車として73式中型トラック(新型)があるんじゃないの?

    • クローンじゃなかったんだ。知らなかった。

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