「都城志布志道路」全通間近! 乙房IC~横市ICが3月開通 宮崎道直結まで残り6km

あともう一息というところまで完成しました。

宮崎方面から志布志港へ最短距離で結ぶ

Large 220114 miyako 01

拡大画像

今回開通する区間(画像:宮崎河川国道事務所)。

 国土交通省 宮崎河川国道事務所は2022年1月28日(金)、整備中の高規格道路「都城志布志道路」について、都城市内の乙房IC~横市IC間3.0kmが3月12日(土)に開通すると発表しました。

「都城志布志道路」は宮崎県都城市と鹿児島県志布志市を結ぶ高規格道路で、宮崎道の都城ICと東九州道の志布志ICを直結し、鹿児島県東部の南北ネットワークを形成します。

 2022年1月現在、志布志ICから横市ICまでが開通済み。残るは北端部の横市IC~都城IC間で、3月の一部開通後、全通まで乙房IC~都城IC間5.7kmを残すのみとなります。全通予定は2024年度となっています。全線が暫定2車線での開通で、4車線化事業が順次進められています。

 志布志港はバラ積み貨物の国際貨物船が発着する港に指定され、重要な物流拠点となっています。特に輸出用木材の積み出し量は国内の3割を占めており、近年増加傾向にあります。この志布志港をつなぐ高速道路は、霧島市を経て九州道へ接続する東九州道のみであり、宮崎方面へ最短で結ぶルートが未整備でした。

 都城志布志道路が全通すると、志布志港から宮崎道・都城ICまでの所要時間は69分から37分へと大幅短縮されます。輸送効率の向上のほか、今回の開通により都城市内の渋滞緩和や緊急輸送・医療搬送ルートの確保なども期待されます。

【了】

【「都城志布志道路」のルートと開通状況】

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。

1件のコメント

  1. 都城志布志道路は都城地域ほか大隅半島一円に志布志港から輸入畜産資料を運ぶのが主たる目的で木材は二の次。
    なお鹿児島県施工の志布志港区間の完成はまだ先