「3列目が特等席」でも本当に使う? ミニバンはなぜ3列目を豪華にしてきたか

3列シートが特徴のミニバンといっても、3列目までフルに使うのは稀、という人は少なくありません。ところが、トヨタとホンダの新型ミニバンはどちらも「3列目が特等席」と主張。なぜこうした傾向が生まれてきたのでしょうか。

2列目に注力した結果としての「3列目豪華主義」?

 まず、そもそもとしてミニバンの魅力は室内空間にあります。背が高く四角い、部屋のような形をしたミニバンは、当然、他の車型よりも室内の広さが勝ります。もちろん、ミニバンであればトヨタであろうとホンダであろうとも、室内が広いのは当たり前。そうなれば、室内の使いやすさや居心地の良さが勝負のポイントになってきます。

 ミニバンは、クルマというよりも、移動する部屋ととらえる人も多いはず。そういう人も、広さは絶対であり、さらに、その先の快適性を重要視することでしょう。そうしたニーズにあわせて、ミニバンは進化してきました。

 特に2列目シートは、どんとん便利で豪華になっています。ひじ掛けのあるキャプテンシートは当たり前、足を休ませるオットマンを用意していたり、驚異的なまでの長い前後スライド機能が採用されたりもしています。

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新型ヴォクシー。空間の広さや2列目シートのスライド量もウリ(画像:トヨタ)。

 ノア/ヴォクシーでは、操作方法を簡単にしつつも、7人乗りタイプ(2列目2名)で最大745mm、8人乗りタイプ(2列目3名)でも705mmという2列目シートの前後スライド量を実現。ステップワゴンは、寸法こそ発表されていませんが、やはり2列目シートで大人が足を伸ばせるような、大きな前後スライドを可能としているようです。

 ある意味、2列目シートの進化は行けるところまで行った感さえあります。

 そうなったとき、さらなる進化を求めるのであれば、次に目がゆくのは3列目シートになるのではないでしょうか。

【ステップワゴンvsノア/ヴォク】新型の内外装を写真で比べてみる

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