ナチスドイツ再軍備の象徴 戦艦「ビスマルク」進水-1939.2.14最後は英国の執念に根負け

ドイツ海軍の戦艦「ビスマルク」が1939年の今日、進水しました。旧式とされた「バイエルン」級戦艦ゆずりの設計思想は、イギリス艦隊の猛攻にさらされながらも威力を発揮。戦闘能力を失いつつも浮いていました。

何としても「ビスマルク」を沈める

 砲撃戦の末、「フッド」は撃沈され、「プリンス・オブ・ウェールズ」も損傷し戦線を離脱します。しかしフッド沈没が、イギリス海軍の猛烈な怒りを買ってしまいました。

 イギリス海軍は空母をも投入し、「ビスマルク」攻撃に執念を燃やします。接触を試みるたび、空母は雷撃機を発進させ魚雷を投下。いくつかは「ビスマルク」に命中し、撃沈には至らないものの徐々に損傷箇所が増えていきます。一方「ビスマルク」も主砲や対空砲などで応戦し、海と空から襲来するイギリス海軍を追い払います。

 しかし5月27日、速力低下など航行に支障が出始めていた「ビスマルク」に、イギリス海軍の戦艦「ロドニー」と「キング・ジョージV世」、重巡洋艦「ノーフォーク」や「ドーセットシャー」が接近、砲撃と雷撃で猛攻を加えます。ドイツ1隻対イギリス4隻の構図は、まさに「多勢に無勢」でした。

 90分弱の戦闘の末、「ビスマルク」は船体上の構造物がほとんど壊滅する大損害を被りました。しかし「不沈艦」はなお洋上に姿を見せています。喫水線下の損傷が軽微だったため、戦闘能力を失っても沈没しなかったのです。

 ただ、結果的に「ビスマルク」は海没しています。その原因には、「ドーセットシャー」が魚雷でとどめを刺したというものや、「ビスマルク」が艦底に備えられた自沈弁を開放したなど双方の主張があり、加えて上記のいずれも行われたという説もあります。

【了】

※誤字を修正しました(2月14日19時07分)。

【写真】「ビスマルク」の砲撃で撃沈された英巡洋戦艦「フッド」ほか

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