100年以上の歴史ある3灯台が重要文化財に 海上保安庁も山陰でフォトコン実施

3つの灯台ともSNS映えしそうな外観です。

石造灯台として日本一の高さを誇る灯台も

 島根県にある美保関(みほのせき)灯台と出雲日御碕(いずもひのみさき)灯台、そして兵庫県淡路島にある江埼(えさき)灯台、この3つが2022年2月9日(水)の官報告示により国の重要文化財に指定されました。

 3灯台とも明治期に建造された現役の灯台ですが、とくに江埼灯台は150年以上の歴史を有するもので、初点灯は1871(明治4)年になります。また美保関灯台と出雲日御碕灯台は、国際航路標識協会(IALA)が1998(平成10)年に提唱した世界灯台100選にも選ばれているほか、出雲日御碕灯台に関しては石造灯台において日本一の灯塔の高さを誇っています。

Large 220210 toudai 01

拡大画像

島根県出雲市にある出雲日御碕灯台(画像:島根県観光連盟)。

 すでに昨年、2021年11月19日には、文部科学大臣に対して国の文化審議会から3灯台を重要文化財(建造物)に指定することが答申として出されていたとのこと。

 今回の指定に合わせ、美保関灯台と出雲日御碕灯台を管理する海上保安庁第八管区海上保安本部と境海上保安部では、両灯台の魅力を再発見するというテーマでフォトコンテストを開催、美保関灯台または出雲日御碕灯台を被写体にした写真を募集するなどして重要文化財の指定を祝っています。

 このフォトコンテストは2月20日(日)まで。詳細は第八管区海上保安本部のWEBサイトなどを参照してください。

【了】

【雰囲気あるある】重要文化財に指定された3灯台の外観

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。