ANAから誕生「夢のようなカツ丼」とは? 「罪悪感ゼロ」の世界初国際線機内食 その実力
実際に食べてみたらすごかった!
ANAの担当者によると、このカツ丼の開発期間は半年ほどを要したといいます。「肉肉しい食感、歯ごたえや弾力を追求して試行錯誤を繰り返し、追い求めたカツに仕上がりました。厚みを含めて、食感はとくに再現性が高くなっていると思います。味付けは、少し濃いめとすることで全体をまとめています」(担当者)
実際に食べてみたところ、とんかつ特有の油感、豚のロース肉で感じられるような”脂身感”をしっかりと感じることができます。変な臭みなどもなく、カツの断面を見なければ”ほとんど豚”です。「何も知らなければ、まず気付かずに食べられる」――その言葉の通りといえそうです。
一方でミックス米の部分は、通常のお米100%のカツ丼と比べると若干の違いを感じる部分もあるものの、丼ごと掻き込む食べ方であれば十分”ホンモノ感”を感じることができます。「7割お米にすれば(100%お米との)違いはかなり減るのですが……。そこは健康志向とのバランスを考えて、半々としました」とのことです。
春以降ANAでは、羽田空港と成田空港の国際線ANA SUITE LOUNGEにおいてもDeatsを活用したヘルシーメニューを準備中とのこと。今後も機内やラウンジなどへ幅広くメニューを展開する方針としており、「これ一発で終わらせるつもりはないです。ご期待いただければ」と担当者は話します。
このほか3月からは、ANA国際線エコノミークラスの全路線で、機内食製造時の調理残渣からリサイクルされた堆肥を利用し育った”ソフトケール”を材料に用いたサラダを採用します。
【了】
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