新型“ベビーバス”の強みって? 国内未導入の「エアバスA220」、担当者が「日本にピッタリ」と語るワケ
エアバスが販売する小型の新鋭旅客機「A220」は世界で700機以上の注文を受けるも、そこに日本の航空会社は含まれていません。ただ担当者の弁では「A220は日本にピッタリな飛行機」とのこと。どういった理由なのでしょうか。
「最先端ベビーバス」A220の強み
エアバスA220は設計を一新し空力性能を改善させ、先端材料を使用し重量を軽量化。エンジンは、同型機のために開発されたプラット・アンド・ホイットニー製「PW1500G」を搭載しました。客室も広々とした18インチ(約46cm)以上の横幅をもつシート、大きな窓を導入するなど各種工夫が図られていますが、なによりも設計を見直したことで、従来機と比べて1席あたり25%の燃料削減、25%のCO2削減、そして騒音影響範囲も50%削減が図られています。
ただ、A220の強みはそれだけではありません。
たとえば対応できる空港の多さ。最大5.5度の急角度での着陸進入(通常は3度とされる)の認証を得ているほか、1500m程度の滑走路でも離着陸可能な性能を持ちます。また、航続距離も約6300kmと胴体サイズのわりに長く、東京からシンガポール程度の距離をノンストップで飛ぶことができます。
これらの点が、マルコム・マクスウェル氏が「日本で運用をするにも最適な旅客機だ」と話す理由でもあります。
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