「え?出演者皆裸じゃん!!」 突飛な「機内安全ビデオ」が生まれるワケ 願いは一つ!

「機内安全ビデオ」たらしめるのは何なのか

旅客機の機内では、CA(客室乗務員)が通路に立ち実際に救命胴衣を着てみせるデモンストレーションが行われる場合があります。しかしながら現在、その実演に代わって安全ビデオを用いる方法が増えており、むしろ主流となりつつあるのです。

 趣向を凝らした安全ビデオが増えてきたのは、機内のエンターテイメント機器が充実し、コンピューター・グラフィックス(CG)で製作も容易になってきた側面もあるでしょう。けれどそこには、非常事態が起きた時、いかに乗客の安全を確保するか――今も昔も変わらない、航空会社の悩みがあります。

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安全説明をするジェットスター・ジャパン機内の様子(乗りものニュース編集部撮影)。

 機内安全ビデオはただ“視聴率”アップへ、注目を集めればいいわけではありません。わずか3~4分間の中に、座席ベルトを締めるなどのほかに、機内でタバコを吸わない、電子機器の使用を控えてもらうなど、これまでの運航で得られた乗客へ伝えなければならない安全のための教訓が詰め込まれています。

 実はこれらコンテンツは、乗員の訓練や管理などを定めた「運航規程審査要領」の細目で決められています。離陸前の限られた時間の中で、これらを確実に伝えなければならないのです。

【写真】ANA「歌舞伎」安全ビデオ撮影の裏側

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コメント

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1件のコメント

  1. 間違い探しとかウォーリーを探せとか入れといて当てた人は全員マイレージ5000プレゼントだったら皆血眼になって見るかも。