「ビースト」だけじゃない バイデン大統領の車列は「動くホワイトハウス+ペンタゴン」だ!
バイデン大統領らの来日により東京都内を走り回ったアメリカの大統領専用車「ビースト」。しかしその周りには常に様々な車両が付き添っていました。「ビースト」以外にも注目すべき“専用車”にスポットを当ててみます。
2台いた大統領専用車「ビースト」
2022年5月24日に開かれた日米豪印4か国(クアッド)首脳会談。これに伴い来日したアメリカのバイデン大統領とともに、大統領専用機VC-25A「エアフォースワン」や都内を移動するために使用した大統領専用車「ビースト」などが注目を集めましたが、筆者(深水千翔:海事ライター)は今回、「ビースト」に随伴するシークレットサービスの警護車、さらに米国防総省へ通信を中継する特殊な車両などに注目してみました。
首脳会談の会場となった総理大臣官邸へ向かうバイデン大統領の車列に加わった自動車の数は日米合わせて約30台。一般車両の通行が止められた東京の道路を堂々と進んでいく姿はまさに圧巻でした。
車列の中心となるのは、バイデン大統領が乗った大統領専用車です。同車はGM(ゼネラルモーターズ)が誇る高級車ブランド「キャデラック」の特別仕様車で、シークレットサービスが名付けたコードネームは「ステージコーチ」。
一般的には「ビースト」というニックネームで知られていますが、「エアフォースワン」になぞらえて「キャデラックワン」とも呼ばれたりします。
「ビースト」は大統領の外遊時に、アメリカ空軍の輸送機などで本国から輸送されており、都内では星条旗と日章旗が掲げられた同車を2台見ることができました。
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