小型旅客機は本当に”狭い”のか? J-AIRの答えは「NO!むしろ広い!」 機長が話すその理由

「冷静に考えたら広い」その理由

 J-AIRの機長は続けます。

「実はこの飛行機(エンブラエル170)、1席あたりの占有面積としては、エアバスA350やボーイング787や777の普通席と引けを取りません。座面の幅の広さだけ考えると、上位クラスの『クラスJ』に近いとも一部ではいわれており、好評をいただいているシートです」

「また足元にも一切の柱がなく、広々していて荷物も置きやすいところもポイントです。これは、通路側に1本柱があるだけで、あとは機体のカベ部分に座席を”刺す”ように固定しているためです」

Large 02

拡大画像

J-AIRのエンブラエル170の機内(乗りものニュース編集部撮影)。

 なお、エンブラエル170、およびエンブラエル190では、JAL国内線仕様機のボーイング767や737で採用されている「JAL SKY NEXT」と同規格の本革シートを採用しています。クッション形状を工夫し、より深いホールド感を実現したという一方で、薄型のものを採用することで、座席の前後幅を確保する工夫もされているそうです。

【了】

【写真】J-AIRの小さい方「E170」の客室を解剖

最新記事

コメント

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleのプライバシーポリシー利用規約が適用されます。