「CO2が資源になる時代」近い? 日韓の造船競争が激化する「液化CO2運搬船」とは
もっとデカい! 韓国勢もLCO2船が相次ぐ
一方で韓国の現代重工グループは、2025年から東海ガス田で年間40万トンのCO2を地下に貯留することを目標に、海上へ設置するCO2注入プラットフォームと輸送を担うLCO2船を開発しました。
このうちLCO2船は容量7万4000立方メートル型と世界最大の大きさを誇り、エンジンは環境規制に対応するためLNG焚き機関を搭載します。これは現代重工グループとアメリカ船級協会(ABS)、マーシャル諸島海事管理局による共同プロジェクトで、AIPを取得した後、プロトタイプの船舶を建造することを計画しています。
また、大宇造船海洋も7万立方メートル型のLCO2船を開発し、ABSからAIPを取得したことを2022年4月に発表しました。サイズは長さ260m、幅44m。LNG焚き機関に加え、舶用CO2回収・貯蔵装置を設置するのに十分なスペースを確保します。
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