世界屈指の巨人機 C-5「ギャラクシー」初飛行-1968.6.30 マンガやアニメで圧倒的存在感

MiG-25亡命事件のときにも使われました。

重量60t超えのM1戦車でも2両積載OK

 1968(昭和43)年の6月30日は、アメリカ製の超大型輸送機C-5「ギャラクシー」が初飛行した日です。

 同機は1960年代にロッキード(現ロッキード・マーチン)が開発した軍用輸送機で、1980年代に旧ソ連製のAn-124「ルスラン」や、その拡大発展型であるAn-225「ムリヤ」が登場するまでは、世界最重の飛行機として君臨していました。

 運用開始は1969(昭和44)年12月で、1970年代前半のベトナム戦争や、1990年代初頭の湾岸戦争で優れた長距離空輸能力を発揮し高評価を得たことなどから、初飛行から半世紀以上経っているものの、2022年現在においても近代化改修型のC-5Mがアメリカ空軍の主力輸送機として運用されています。

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初期型のC-5A輸送機(画像:アメリカ空軍)。

 C-5Mの機体サイズは、全長75.31m、翼幅67.89m、全高19.84mで、重量約60tあるM1A1「エイブラムス」戦車であれば2両運ぶことが可能です。またC-17「グローブマスターIII」やC-130「ハーキュリーズ」輸送機などは、貨物扉は機体後部だけなのに対し、C-5「ギャラクシー」は機首部分も開くようになっているため、積み込みと積み降ろしを同時に行えたり、積載貨物に応じて扉を使い分けたりするなど、汎用性も高いという特徴を持っています。

 なお、C-5Mは新型エンジンへの換装やコクピットの近代化、最新の航法通信システムの導入などが行われているため、2040年頃まで使用される予定です。

 ただ、その巨大さゆえに、導入したのはアメリカ空軍のみに限られ、輸出はされていません。一方で、その圧倒的な存在感からマンガやアニメ、ゲームなど、数多くの作品に登場するなどしています。

【了】

【キワキワのサイズ感でも】大型ヘリや自走砲、戦車を飲み込むC-5「ギャラクシー」

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