JALも検討ボーイング767後継問題 エアバス「A321XLR」あり得る? 「単通路で国際線」が候補に入る理由

JALも検討を進める「ボーイング767の後継旅客機問題」。そのひとつとして、このほど初飛行したエアバス社の長距離向け単通路旅客機「A321XLR」はあり得るのでしょうか。あらゆる意味で特殊な新型機が、767の後継となる可能性を探ります。

A321XLR、快適性ダウンの懸念は大丈夫なの?

 しかし、767-300ERの後継としてのA321XLRという可能性も、やはり否定はできません。1960年代、長距離国際線の主役だったDC-8と707は単通路機でした。そう思えば、A321XLRの長距離国際線への投入も不可能でないでしょう。ただし、この当時、海外旅行は“高嶺の花”。内装も、乗る人々の社会的地位を満足させるような造りだったために、単通路機でも、ある程度の豪華さを全面に打ち出すケースが多かったように思われます。

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JALのボーイング767-300ER(乗りものニュース編集部撮影)。

 それから60年がたった現代では、海外旅行は身近になり、国際線の機材も複通路機が主役となりました。もし、LCC(格安航空会社)がA321XLRをある程度長いフライト時間の国際線に投入しても利用者は納得すると思いますが、フルサービス航空会社が導入した場合は、乗客から好反応を得られないようにも思えます。

 ただし、機内の広さは大きく変わりませんが、座席もかつてのものより進化しています。かつて厚みを帯びていたシートはどんどん背もたれが薄型になり、1席あたりの前後幅をより確保するようになってきています。A321XLRなどA321neo系の旅客機を767の代替とする場合、どのようなシートを設置するのかもポイントになりそうです。ちなみに、最新仕様のA321シリーズでは、左右の壁パネルの形状に工夫をくわえたほか、荷物棚に大容量のものを採用するなど、「複通路機なみ」の快適性をうたっている機体もあります。

【写真】60年前のJAL初のジェット機 単通路なのに豪華すぎた件(15枚)

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