JALも検討ボーイング767後継問題 エアバス「A321XLR」あり得る? 「単通路で国際線」が候補に入る理由

JALも検討を進める「ボーイング767の後継旅客機問題」。そのひとつとして、このほど初飛行したエアバス社の長距離向け単通路旅客機「A321XLR」はあり得るのでしょうか。あらゆる意味で特殊な新型機が、767の後継となる可能性を探ります。

A321が767の後継になるには何が必要?

 果たしてエアバスA321XLRはボーイング767の代わりになるのでしょうか。それとも、ボーイング787がその役割を担うことがスタンダードになるのでしょうか。そのカギを握るのは、新型コロナウイルス(COVID-19)禍後の航空旅客の回復のペースでしょう。

 IATA(国際航空運送協会)は2022年5月、「航空旅客は急速に回復しており、2023年には、パンデミック(世界的感染流行)前の水準に戻る可能性がある」との見方を示しました。

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JALのボーイング767の機内(乗りものニュース編集部撮影)。

 6月中旬には、英国ヒースロー空港で乗客の手荷物が処理しきれず、旅客ビルの外にまで乗客の列が延びるなど、一種の騒ぎになりました。これは管理システムの故障に人手不足が加わったためということですが、学校の休暇とエリザベス女王の即位70年を祝う休暇も重なったとされており、人々が休暇に旅行へ気軽に出かけるようになったことの裏返しともいえます。

 回復のペースがより速くなり、旅客数が増えれば、767の後継は787に軍配が上がると言えます。その逆であればA321XLRで少しダウンサイズを図るのも、航空会社の運営にとって有効な選択肢のひとつとなり得るのかもしれません。もしかすると、それを待っている間に、「第3の選択」として、ボーイングが新型機案を繰り出してくるといった急展開が起こる可能性もゼロとも言い切れません。

 世界の航空会社は、旅客の回復具合を日々注視し、将来の機材の選定へも知恵を巡らせていると思います。

【了】

【写真】60年前のJAL初のジェット機 単通路なのに豪華すぎた件(15枚)

Writer:

飛行機好きが高じて、旅客機・自衛隊機の別を問わず寄稿を続ける。

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