『ガンダム』登場メカ最大のナゾ!? 変顔「ザクレロ」の奇抜デザイン上層部なぜOKしたか

『機動戦士ガンダム』は、リアリティを重視したロボットアニメの先駆けですが、不思議な兵器も存在します。代表例は大きな顔があり、手の代わりにカマが付いたモビルアーマー「ザクレロ」。なぜこんな兵器が誕生したのか考えてみました。

「ザクレロ」の奇妙な外観が持つ意味

 ロボットアニメの代表的作品のひとつ『機動戦士ガンダム』。SF的手法でリアリティある世界観を構築したことで多くのファンを魅了していますが、なかにはそれに逆行するかのような不思議な兵器も登場します。

 その代表的なものが、牙のついた大きな口があり、汎用性がなさそうなカマを手の代わりに装備した、ジオン軍のMA(モビルアーマー)「ザクレロ」です。

Large 20220924 01
イギリスが建造した「Qシップ」。幾何学的な塗装はわざと距離を見誤せるための欺瞞塗装(画像:IWM)。

 ジオン軍は、他にも「ビグロ」「グラブロ」「エルメス」「ブラウ・ブロ」「ヴァル・ヴァロ」のようなMAを開発していますが、これらは「ザクレロ」のデザインとの共通点は少なく、「ザクレロ」は特に兵器とは思えないデザインです。

「ガンダム」のSF考証と、ザクレロ登場回の脚本を務めた松崎健一氏は「無条件でどうしようもないオモチャ」とザクレロを評しています。そのインパクトがあるデザインゆえに、現在でも愛されているとも言えるのですが……。

 では、なぜこのような兵器が生まれたのでしょうか。「おもちゃ会社の都合」とか「富野監督の趣味」のようなメタ的事情ではなく、世界観の中でどう捉えるべきか、考察してみます。

 そもそも兵器とは国家の命運を左右するものです。よって、その開発は情報戦であり、あえて他国に誤った情報を与えることも、しばしば行われてきました。「欺瞞」という観点から相手を誤魔化そうと、外見を偽った兵器も多々あります。例えば第1次世界大戦では、囮船「Qシップ」なるものが開発されました。

【本物そっくり!?】「ザクレロ的」かもしれないオーストラリア製のダミー戦車ほか

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. アニメと現実の区別がついてない奴がいて草

記事ランキング

  1. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  2. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. 東京のベッドタウンにできた「道の駅」ウワサ通りの大盛況! 海ないのに「海産物がうまい!」…それこそが人気の秘訣?
  5. 総武線と常磐線を結ぶ「新たな路線」が2030年代後半にも開通へ 最新のイメージが映像で公開! 事業化へ検討加速
  1. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  2. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス
  3. ロシア海軍のステルス艦が「大炎上」 ウクライナの攻撃で撃破される瞬間を捉えた映像が公開
  4. 「春日部」から独立「県内8番目のナンバープレート」実現なるか? 新「ご当地ナンバー」導入へ早くも動き これから各地で?
  5. 空母化進む「最大の護衛艦」がフェリーと並んだ! 大きさの違いが際立つショットを海自が公開