世界初スタイルで打倒アメリカ! エアバス初の旅客機「A300」は成功作? 誕生の裏に “団結”

ヨーロッパの航空機メーカー、エアバス社が初めて手掛けた旅客機「A300」は、世界で初めて「双発のワイドボディ機」として生まれました。その後のエアバス社の成功にどうつながったのでしょうか。

A300が生まれるまで

 しかしこの当時、ヨーロッパの航空先進国であるイギリス、ドイツ、フランス、オランダなどでは、国力の関係から、費用面などで単独の国による大型ジェット旅客機の開発に着手できるような状態ではなく、アメリカ機の部品を製造する立ち位置に留まっていました。

 そこで、イギリスのホーカー・シドレー社、フランスのブレゲー社、ノール社は、個別に計画していた双発ジェット旅客機の計画を統合し、約300人乗りワイド・ボディの「HBN-100」旅客機を開発することにしました。これがのちのA300です。ちなみに、「A“300”」の型式は、当初この機が「300人乗れる飛行機」を目指していたことを意味します。

 本来であればエンジンもヨーロッパ製としたかったのでしょう。イギリスのロールス・ロイス製エンジンの搭載を予定していたものの、結果として、既に開発の進んでいたアメリカのGE(ゼネラル・エレクトリック)社のCF-6を搭載エンジンとして選択。サイズも、当初の300席仕様よりも一回り小型のものとなるなどして、仕様が固まっていきました。

 こうして完成したA300の初飛行は 、当初の予定より1 か月早く実施されました。飛行時間は1時間23分だったとのことです。その後実用化プロセスも比較的円滑に進み、1974年に就航を果たします。

【写真】まさに魔改造! A300ベースの異形の輸送機「ベルーガ」

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