細かすぎ? 高速バス「愛称」の分かりづらさ 淘汰の動きも “昭和ネーム”じゃ負ける

夜行路線を中心に付けられている高速バスの路線ごとの愛称が、重要度を増しています。もともとシステム上の必要があって付けているにすぎなかったものが、いまやブランド戦略の一環に。昔ながらの愛称が、かえって分かりづらくなる場面も生じています。

昼行便は愛称なし、夜行に多かった理由

 そんな夜行路線に比べ、昼行路線には愛称がないものも目立ちます。京王帝都電鉄(現・京王バス)らが新宿から山梨県、長野県各地へ運行する路線は「中央高速バス」と一括りで呼ばれ、3桁(現在は4桁)の数字で、系統と発車順を表す合理的な「便番」が振られました。

 夜行路線に愛称が多かった理由は、主に三つ考えられます。夜行路線は、当時、旅行会社がバス事業者の予約センターと電話でやり取りしながら発券する「確認発券」が多く、誤発券防止に有効だったこと。二点目は、夜行路線はJRバスが共同運行に入ることが多く、鉄道の座席管理システム「MARS(マルス)」上で販売するには、鉄道でいう「のぞみ〇号」に相当する愛称が必須だったこと。三点目は、長距離を走るため、各社のフラッグシップ商品とみなされたことです。

 課題も生まれました。例えば近鉄バスは、路線ごとの愛称をモチーフとした専用カラーリングを施した車両を路線別に用意しました。片や南海バスは「サザンクロス」、奈良交通は「やまと号」など、会社全体で統一した名称とバスのデザインを導入しました。前者が路線愛称という位置づけなら、後者は「企業のブランド」です。

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南海の夜行バスは、原則として「サザンクロス」の愛称で統一(乗りものニュース編集部撮影)。

 ところが、共同運行会社に「路線愛称派」と「企業ブランド派」が混在すると、同じ路線なのに乗車日によって愛称が異なったり、手元の乗車券に記載された愛称と車両のカラーリングが別々だったりと、わかりづらい状態となってしまいました。

 その後、「ミルキーウェイ」ブランドの東急バスが高速バスからいったん撤退するなどの動きがあり、自然と「路線愛称派」が中心になった感があります。

 2002年頃には次の変化が訪れます。旅行会社が貸切バスをチャーターして都市間輸送を行う高速ツアーバスが認められ、旅行会社が相次いで参入したのです。

【超豪華!】たった12席の夜行バス “ブランド戦略”もバッチリ

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コメント

1件のコメント

  1. >高速バスマーケティング研究所

    何それ、知らねー。

    研究所にしたら、内容が薄っぺらい感じがしました。

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