南海28年ぶりの運賃値上げで変革? 新型特急&ワンマン拡大 古参車たちのゆくえは

南海電鉄が翌2023年の実施に向け、鉄道線旅客運賃の変更認可申請を行いました。消費税率変更によるものを除くと、1995年以来28年ぶりの改定となります。これによる車両への投資、今後の運行計画なども明らかになりました。

古参の2200系は和歌山電鐵で引き続き

 そもそも2200系は、1969(昭和44)年に22000系として登場。1990(平成2)年に登場した2000系の増備が進んだことで、リニューアルのうえ1994(平成6)年から2200系へ改められました。

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南海汐見橋線(高野線の支線)で使用されている2200系電車。このほど置き換えが発表された(柴田東吾撮影)。

 2200系は当時、高野線で引き続き使用する車両(2200番台)と支線向けの車両(2230番台)、貴志川線向けの車両(2270番台)とに分けられていましたが、その後、2200番台も支線向けに転用されました。さらに2270番台は2006(平成18)年、貴志川線が和歌山電鐵となったために、南海の手から離れています。

 南海から2200系は淘汰されていくと思われますが、和歌山電鐵では引き続き使用されることになりそうです。

南海本線でもワンマン列車が拡大

 ワンマン運転は2022年現在、支線や高野線の一部区間で行われていますが、2024年度を目標に南海本線の一部区間へ拡大すべく検討されています。ただ厳密には、加太線のワンマン列車が南海本線の和歌山市駅に乗り入れているため、現状でも南海本線の紀ノ川~和歌山市間でワンマン運転は見られるのですが。

 今後、南海本線でワンマン運転区間が拡大されれば、それに対応すべく車両の改造も行われるものと予想されます。南海本線は最大8両編成で運転されていますが、関東でも11両編成のJR山手線や10両編成の東急東横線でワンマン運転が計画されていますし、長編成の車両にどのような改造が施されるのか、注目です。

【了】

【写真】ワンマン化するのか… 万能な「ズームカー」

Writer:

1974年東京都生まれ。大学の電気工学科を卒業後、信号機器メーカー、鉄道会社勤務等を経て、現在フリー。JR線の2度目の「乗りつぶし」に挑戦するも、九州南部を残して頓挫、飛行機の趣味は某ハイジャック事件からコクピットへの入室ができなくなり、挫折。現在は車両研究が主力で、技術・形態・運用・保守・転配・履歴等の研究を行う。鉄道雑誌への寄稿多数。資格は大型二種免許を取るも、一度もバスで路上を走った経験なし。

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