スバル新型ヘリの高機動っぷりがスゴイ! UH-2「ハヤブサ」 UH-1Jと見た目ほぼ同じ 何が違う?

UH-1とUH-2の違いは?

 UH-2は、まず駐屯地内の上空を緩やかに旋回し、その後に上空でホバリングを行ってナレーションとともに機体紹介がスタート。それが終わると上昇していき、そこから機首を下に向けて旋回しながら降下を開始。低空を加速しながら駆け抜けて会場左方向へと進むと、そこで機体を急激に引き起こし、45度程度(筆者の目算)で急上昇したのち、今度は機体を真横に反転させて急旋回して降下しながら加速。そして会場右手で高速のまま旋回すると、45度程度の急上昇と降下を連続で行いました。その動きはまるで生き物のようであり、素早く機敏なものでした。

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UH-2の機体上部のエンジンとローター周り。UH-1Jとの外見上の差異は、飛行性能の変化にも繋がっている(布留川 司撮影)。

 UH-1と比べると大きく進化したUH-2の飛行性能。なぜ、ここまで違うのか、航空自衛隊で装備品開発などに関わっていた元自衛官のhalt氏に伺いました。

 すると、機動性が上がった一番の理由はローターブレードの数が増えたからだといいます。

「UH-2とUH-1の大きな変更点は、エンジンが単発から双発になり安全性を向上させたのと、ローターブレードの数が2枚から4枚になって、ローターの直径が60cmほど短くなったことです。ブレードが増えると、空気を掻き下ろす面積が増えるため揚力が増大します。またローター径を小さくしたことで回転数もアップし、掻き下す空気の速度が速くなります。これによって機体の速度も上がります。今回、UH-2が飛行展示において急激な動きを行えたのも、速度に余裕があったのがひとつの理由だと考えます」

【UH-1との違いが明確】ローターとエンジン以外のUH-2の特徴ほか

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コメント

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3件のコメント

  1. UH-2の開発時、要求 wikiより
    ・高温・高標高領域での超低空飛行性能
    ・長距離洋上飛行時の安定性
    ・(UH-1H・Jと比較して)速度および航続距離性能の大幅な向上
    ・UH-1Jと同等以下の価格(1機当たり12億円程度を想定)

    ですので、高起動できるから良いヘリ、とか任務の幅が広がるとは言えないと思う。
    要求仕様を高度に満たしている方が、コスパの評価が適正になるのでは?
    自衛隊の装備を、基地公開とかの際の「見世物」としてだけ評価するならそうかも。
    でもそれは税金の無駄遣いじゃあないのかな?

    陸自の国産高起動ヘリなら、OH-1「ニンジャ(オメガ)」でしょう。
    宙返りやロールができるもんね。

    でもUH-2もOH-1も真価はContour Flight, NOE(Nap of the earth)に、ぴたっと止まる空中静止だよー

  2. 高機動とか言うけど、UH-1Jのベースである一般モデルのベル212の双発バージョンが412で、UH-2はこれの最新モデル412EPIを陸自向けに改修したもので基本はUH-1Jと一緒。富士重工(現SUBARU)がEPIをリファインして少し性能向上させた。一般モデルは412EPXとのこと。
    元々は、OH-1派生で汎用ヘリ開発予定が、談合など諸問題で白紙となり、旧式の412ベースとなっただけ。まぁ軽量小型のOH-1ベースで仕立てた場合、どこまで性能確保出来たか疑問なので、UH-1Jの装備品やインフラを使い回せるこちらの方が最終的には良かったかもしれないけどね。

    ちなみにUH-1J並の1機12億円目指しましたが、さすがに双発化して同額は無理だったようで、実際は18~19.5億円と約20億円近くなってしまってます。

  3. エンジン双発化したといっても、足し合わせた出力は1Jとほぼ同じくらい。大きいエンジン×1を小さいエンジン×2にしてるだけなので、エンジンパワーが上がったから高機動になった、というのは言い過ぎ。
    パッと見の違いはローターが2枚から4枚になったことだけど、それに伴いハブがシーソー形式ではなくなったことが重要。それによって、機動性があがっている。あくまで1Jと比べれば。。。

    1Jは205Bという民間機からの改造で、UH-2は412EPXという民間機からの改造。412シリーズは212からのバージョンアップ機。ルーツをたどれば205Bも212、412も同じ機体に行き着くので、構造は似たりよったりだけど、一つ言えるのはUH-2は決して1Jの改良機ではない。