スバル新型ヘリの高機動っぷりがスゴイ! UH-2「ハヤブサ」 UH-1Jと見た目ほぼ同じ 何が違う?

【動画】初披露! UH-2「ハヤブサ」の高い機動性をムービーで

2022年11月13日の明野駐屯地記念行事にて、公開イベントで初の飛行展示を行ったUH-2「ハヤブサ」(布留川 司撮影)

【UH-1との違いが明確】ローターとエンジン以外のUH-2の特徴ほか

Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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コメント

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3件のコメント

  1. UH-2の開発時、要求 wikiより
    ・高温・高標高領域での超低空飛行性能
    ・長距離洋上飛行時の安定性
    ・(UH-1H・Jと比較して)速度および航続距離性能の大幅な向上
    ・UH-1Jと同等以下の価格(1機当たり12億円程度を想定)

    ですので、高起動できるから良いヘリ、とか任務の幅が広がるとは言えないと思う。
    要求仕様を高度に満たしている方が、コスパの評価が適正になるのでは?
    自衛隊の装備を、基地公開とかの際の「見世物」としてだけ評価するならそうかも。
    でもそれは税金の無駄遣いじゃあないのかな?

    陸自の国産高起動ヘリなら、OH-1「ニンジャ(オメガ)」でしょう。
    宙返りやロールができるもんね。

    でもUH-2もOH-1も真価はContour Flight, NOE(Nap of the earth)に、ぴたっと止まる空中静止だよー

  2. 高機動とか言うけど、UH-1Jのベースである一般モデルのベル212の双発バージョンが412で、UH-2はこれの最新モデル412EPIを陸自向けに改修したもので基本はUH-1Jと一緒。富士重工(現SUBARU)がEPIをリファインして少し性能向上させた。一般モデルは412EPXとのこと。
    元々は、OH-1派生で汎用ヘリ開発予定が、談合など諸問題で白紙となり、旧式の412ベースとなっただけ。まぁ軽量小型のOH-1ベースで仕立てた場合、どこまで性能確保出来たか疑問なので、UH-1Jの装備品やインフラを使い回せるこちらの方が最終的には良かったかもしれないけどね。

    ちなみにUH-1J並の1機12億円目指しましたが、さすがに双発化して同額は無理だったようで、実際は18~19.5億円と約20億円近くなってしまってます。

  3. エンジン双発化したといっても、足し合わせた出力は1Jとほぼ同じくらい。大きいエンジン×1を小さいエンジン×2にしてるだけなので、エンジンパワーが上がったから高機動になった、というのは言い過ぎ。
    パッと見の違いはローターが2枚から4枚になったことだけど、それに伴いハブがシーソー形式ではなくなったことが重要。それによって、機動性があがっている。あくまで1Jと比べれば。。。

    1Jは205Bという民間機からの改造で、UH-2は412EPXという民間機からの改造。412シリーズは212からのバージョンアップ機。ルーツをたどれば205Bも212、412も同じ機体に行き着くので、構造は似たりよったりだけど、一つ言えるのはUH-2は決して1Jの改良機ではない。