静岡・国道1号バイパスは“第三の東名”? 信号ナシ高規格区間も どれだけ使える?

より高速っぽくなる国道1号

 国道1号バイパスは、つかず離れず並行している東名のアクセスが要所要所で確保されていますが、無料ということもあり、連続利用する物流トラックなども多く走っています。高速道路のようにSA・PAはないものの、富士、宇津ノ谷峠、掛川、潮見坂と4か所の「道の駅」などが代替の休憩スポットとなっており、なかには24時間営業のコンビニが併設されているところもあります。

 参考として、伊豆縦貫道の三島塚原ICから東名の浜松ICまでをGoogle mapで検索すると、東名経由で1時間40分から2時間ほど、国道1号バイパス経由では2時間20分から3時間10分ほどという結果でした。

 ただ、1号バイパスは現在も改良が進められています。暫定2車線の藤枝市から島田市にかけては4車線化が進められているほか、富士市や静岡市清水区、浜松市内などに残る平面交差のボトルネック区間についても、今後立体化される見込みです。なかでも静岡の「清水立体」は、2026年に一部開通予定となっています。

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国道1号静清バイパス。清水区内の平面交差区間で清水立体を工事中(ドラレコ画像)。

 このように、国道1号バイパスは自動車向けには走りやすくなっているものの、近年は自転車や原付の“誤進入”が増えていることから、注意が呼びかけられています。

 というのも、平面交差が多い街なかの区間もあれば、青看板で「自動車専用道と同等の規制」区間、そして高速道路などと同じ緑看板の「自動車専用道」区間が混在しているからです。自転車や原付が走れるか否かも区間によって異なりますが、料金所があるわけでもないので、標識などで判断する必要があります。

 平面交差を解消するなどして、より“高速道路っぽく”なれば、自転車や原付のユーザーからは逆に判別しやすくなる効果も生まれるかもしれません。

※一部修正しました(11/26 9時)

【了】

【実態は?】静岡の国道1号バイパス全図&実走写真

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コメント

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4件のコメント

  1. 『藤枝~浜松間信号なし』ではありません。
    掛川BP終点⇔袋井BP高架起点の間は信号交差点が数ヶ所あって、混雑も渋滞も発生します。
    御確認~訂正をお願いします。

  2. 藤枝から掛川はトンネルや橋が多いから整備が遅れてるけど、朝夕は通勤の車、夜間は交通費を節約したいトラックでいっぱいなんだよな。

  3. 今問題なのは事故が多発してる迂回路も限られる由比漁港のあたりですよー!
    清水~富士の間も由比漁港のあたりも、新富士川橋~新富士駅東の高架が始まるとこまでも信号あって、渋滞の名所ですよー!
    ときどき記事が甘いので(こないだの西関東連絡道路の一件でも)ちゃんと実地確認してから記事にしてくださいね

  4. >緑看板の「自動車専用道」区間が混在
    藤枝バイパス、掛川バイパス、磐田バイパス、浜名バイパスは元有料道路ですが・・
    富士由比バイパスも元有料バイパスと言えます。
    実際、125cc以下が通行可能であっても、流れが速いので、余り通らないと思いますが。