冬タイヤ装着進まず 雪予報に道路管理者が警戒 雪ない平野部から通行止めの可能性も

大雪による通行止め範囲も拡大へ?

 積雪した道路では、1台の立ち往生が、何千台を巻き込む大規模な車両滞留につながりかねません。このため道路管理者も、車両滞留を防ぐ観点から、集中的な除雪を行う「予防的通行止め」を行うようになっています。

 さらに、通行止めは高速道路だけでなく、並行する国道なども同時に行われる可能性があります。相次ぐ車両滞留を受け、2021年度から国を始めとする道路管理者は、高速道路を止めても国道は通すといった「ネットワークを確保する」観点から、「躊躇なく止める」という方針へ転換しているのです。

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冬の新潟県内の高速道路では、ノーマルタイヤの普通車によるスリップなどが多発しているという(画像:NEXCO東日本)。

 近畿では、北陸地方に接する滋賀県と国、NEXCOなどが合同で、「大雪時における名神高速の通行止め範囲を拡大する」旨の発表を11月28日に行ったばかりです。

 従来は八日市ICから東を通行止めにしていたところ、より京都寄りの栗東湖南ICから通行止めとするとしています。八日市ICから国道8号経由で北へ向かうクルマが、降雪地域で相次ぎ立ち往生した事例から、非降雪地域の栗東湖南ICで降りてもらい、迂回経路の選択を可能にするとしています。

【了】

【出かけるのヤバイ?】新潟県内の最新「冬タイヤ装着率」低い!(画像)

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