仙台の「日本一デカい交差点」 またぐ高架が"一夜で出現"へ 悪名高い「箱堤交差点」
渋滞多発地帯の箱堤交差点に、いよいよ高架橋が完成大詰めです。
渋滞緩和へ完成大詰め
国土交通省 仙台河川国道事務所は2023年1月24日（火）、仙台市で事業中の国道4号の拡幅事業「仙台拡幅」について、宮城野区の箱堤交差点をまたぐ高架橋の橋げた架設工事に取り掛かると発表しました。
「日本一大きな交差点」と称されることもある、国道4号の箱堤交差点。有数の交通量で周辺は渋滞が慢性化しているため、交差点をバイパスできる高架橋の整備を進めています。最後の区間が苦竹IC北側の1.4kmで、橋脚はおおむね完成を迎え、いよいよ橋げたがかかります。
1日8万台が通行する国道4号仙台バイパス。交通への影響を最小限に抑えるため、わずか2回の夜間作業で、重量750トンの巨大な橋げたを設置します。最初は2月2日の深夜、あらかじめ隣で組み立てられていた橋げたを「送り出し工法」で反対側の橋脚へずらしていきます。そして2月21日の深夜、持ち上げていた橋げたを下ろし、設置完了となります。
仙台立体の事業が全通すると、仙台バイパスは北側の苦竹ICから箱堤交差点を越え、卸町交差点までが地上6車線＋高架2車線で8車線化されます。ピーク時間帯の交通量が最も多いという箱堤交差点の抜本的な渋滞解消に期待がかかります。
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