T-14 vs レオパルト2 ロシア最新主力戦車は信頼と実績のドイツ戦車に対抗しうるのか?

西側諸国によるウクライナへの戦車供与が大きく取りざたされるなか、ロシア側にも最新主力戦車に動きが見られました。21世紀のハイテクが詰まったT-14戦車は、信頼と実績たっぷりのドイツ「レオパルト2」に対抗しうるのでしょうか。

T-14の乗員キャビンは「宇宙船に乗っているよう」…!?

 T-14は、2015(平成27)年5月9日にロシアが実施した対独戦勝記念日のパレードに登場して西側を驚かせた、同国の新型戦車です。

「これまでT-72やT-90に乗ってきたが、T-14には全く戦車に乗っているという感覚が失われる。それはまるでセンサーからのあらゆる情報データを表示するモニターに囲まれた宇宙船に乗っているような思いになる」と、戦車メーカーであるウラルワゴンザボード社T-14開発チームの設計技師、デニス・ミャケンスキー氏は述べています。

 T-14は、従来の戦車コンセプトデザインを一新しました。砲塔を無人化し、砲塔からの車長の肉眼による視界をすっぱり諦めてセンサーやカメラに任せ、車長と砲手と操縦手の3名は防護された車体の乗員キャビンに横並びで収まります。

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T-14の砲塔。センサーやカメラと機銃を組込んだリモートウエポンシステム、擲弾発射機、基部にアクティブ防御システムの散弾発射機が5基(Vitaly V. Kuzmin撮影)。

 内部の様子は公開されており、並んだモニターにセンサーやカメラで周囲の視界を得て、砲塔の火器制御はすべてタブレットや操作パネルなどで行います。ミャケンスキー氏のいうように、戦車の操縦席には見えません。

 戦車の砲塔を無人化するというのは思い切った発想ですが、砲塔に人間工学上の設計の制約が無くなり、主砲弾の自動装填装置など各システムを組み込む自由度が広がります。結果として砲塔のシルエットも抑えられます。

 車体は、ウクライナで双方が広く運用しているT-72よりも大型化したのですが、防御の重点を乗員キャビンに集中して装甲強化箇所を局限することで、車体重量増加も抑えられています。「戦車は破壊されてもやむを得ないが、乗員は護る」という開き直りにも見えます。

【画像】衛星画像が捕捉したT-14戦車

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コメント

4件のコメント

  1. ドイツ首相は「マーティン シュルツ」ではなく「オラフ ショルツ」です。「シュルツ」は前回の首相選で破れた人物です。人名は正確に!

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

  2. モスクワ赤の広場(アスファルト整地路)でパレード中に、ただゆっくり走るだけで壊れる信頼性の無さ。

    これがロシアの最新鋭主力戦車って...

    • It was 7 years ago, and the reason was not a breakdown, but a mechanic's mistake, and it was a parade rehearsal, not a parade

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