T-14 vs レオパルト2 ロシア最新主力戦車は信頼と実績のドイツ戦車に対抗しうるのか?

西側諸国によるウクライナへの戦車供与が大きく取りざたされるなか、ロシア側にも最新主力戦車に動きが見られました。21世紀のハイテクが詰まったT-14戦車は、信頼と実績たっぷりのドイツ「レオパルト2」に対抗しうるのでしょうか。

T-14と「レオパルト2」をスペック上で比較してみると?

 T-14と「レオパルト2」のスペック比較をしてみます。

 T-14の主砲は、従来のロシア戦車と同じ125mm砲ですが、48口径から55口径と砲身長が長くなり、砲弾も弾頭装薬一体型の2A48-1Mを使用して威力が増しています。射程2000mで弾頭が装甲に90度の角度で当たった場合の貫通力は、「厚さ何mmの均質圧延鋼装甲を貫通できるか」というRHA換算で1000mmとされます。「レオパルト2」のラインメタル120mm55口径砲は、同条件で750mmとされています。

 防御力はどうでしょうか。T-14はT-72よりも転輪数が1個多いなど、車体は大型化して全長は1m以上、長くなっていますが、重量は48tから50tとされ、T-72の46tとさほど変わりません。これには、従来の防弾鋼鈑と同等の抗堪性(攻撃に耐え機能を維持する能力)を15%軽量化しても実現できるという新鋼鈑を使っていることと、先に紹介したような砲塔の無人化が関係しています。推定では、砲塔と車体前面の防御力のRHA換算は、運動エネルギー弾で900mmから1000mmとされています。

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ドイツがウクライナへの供与を決めたレオパルト2A6(画像:synaxonag、CC BY 2.0〈https://creativecommons.org/licenses/by/2.0〉、via Wikimedia Commons)。

 対するレオパルト2は、同条件で680mmから700mmとされています。両車の攻撃力と防御力を単純比較すれば、T-14は「レオパルト2」をアウトレンジで撃破できることになります。

 T-14のパワープラントは、X型という特殊なシリンダー配置の1500馬力/2000rpm液冷12気筒ターボチャージャー付ディーゼルエンジンと12速オートマチックトランスミッションを組み合わせたものです。突起の少ない四角形にまとめられ、車内レイアウトもしやすくなっています。出力/重量比は31.25hp/tから30hp/tで、機動力にも優れます。「レオパルト2」のパワーパックは、信頼性には定評のあるMTU社製です。出力/重量比は23.8hp/tで、重いぶんT-14より機動性は劣ります。

【画像】衛星画像が捕捉したT-14戦車

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コメント

4件のコメント

  1. ドイツ首相は「マーティン シュルツ」ではなく「オラフ ショルツ」です。「シュルツ」は前回の首相選で破れた人物です。人名は正確に!

    • ご指摘ありがとうございます。修正いたしました。

  2. モスクワ赤の広場(アスファルト整地路)でパレード中に、ただゆっくり走るだけで壊れる信頼性の無さ。

    これがロシアの最新鋭主力戦車って...

    • It was 7 years ago, and the reason was not a breakdown, but a mechanic's mistake, and it was a parade rehearsal, not a parade

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